2018年10月1日、約8年ぶりにタバコ税が増税されました。

ネット上では「たった数十円の値上げじゃ生ぬるい」「タバコ税ばかり増税って不公平じゃないのか」など、嫌煙家・愛煙家による賛否両論の声が挙がっています。

なお、株式会社クロス・マーケティング(調査会社)が行った「たばこに関する調査」では、下記のような結果が出ています。
 

たばこ税増税に伴う値上がりは賛成7割・反対3割
増税後も自身の喫煙習慣は「特になにも変えない」が最多


 

 



引用株式会社クロス・マーケティング



増税後も喫煙をやめない」と回答している方が最多であることも驚きですが、14.7%もの方が「喫煙者同士のコミュニケーション」を喫煙理由に挙げていることにも驚きです。

今回は、通称「タバコミュニケーション」について、非喫煙者の目にどう映っているのかや、メリットなどについて調べてみました。

※なお、この記事は喫煙を推奨するものではありません
 

タバコミュニケーションとは?

タバコミュニケーション」とは、喫煙者同士が主に職場の喫煙所でとるコミュニケーションのことをいいます。

「飲む」と「コミュニケーション」を組み合わせた「ノミュニケーション」という造語はかなり前から知られていますが、「タバコミュニケーション」なんて滅多に聞かないですよね。

この「タバコミュニケーション」、非喫煙者にとっては理解しがたい部分もあるかもしれませんが、普段交流しない人とも喫煙所で交流ができるという点は、ある意味メリットかもしれません。
 

タバコミュニケーションのよいところ


作家、デザイナーなど、クリエイティブな職業には喫煙者が多いということもあり、喫煙所での会話はそのような人たちの有効な意見交換の場となる場合があります。

そのため、「仕事場のデスクに向かっている時とは違った発想が生まれる」という人もいるようですね。

また、別の意見で、「喫煙所で仕事の愚痴を言い合うことがストレス解消になる」という人も…。

普段は無口な人でも、喫煙所にいる時にはよくしゃべる、ということもあるから不思議です。
 

 

タバコミュニケーションは非喫煙者の目にどう映るの?


喫煙者が多い職場では、喫煙者が通常の休憩以外に「タバコ休憩」として、席を外すこともあります。

非喫煙者からすれば、「それは不公平なんじゃないか」と思うこともあるかもしれませんね。

一方で、「タバコは吸えないけれど、喫煙所での会話に入りたい!」と考えている非喫煙者もいるようです。

受動喫煙のリスクや、臭いがついてしまうというデメリットが気にならなければ、「話題を共有したい」という気持ちを伝えて仲間入りしてみてはいかがでしょうか。

 

 

まとめ

禁煙への流れが社会的に加速していく昨今。喫煙場所を撤去して全面禁煙にする企業が増加し、「喫煙者は一切採用しない」という企業も出てきています。

タバコ税も今後さらなる増税が見込まれ、これらに伴ってタバコミュニケーションの機会はどんどん減っていくかもしれませんね。

いろいろと書いてきましたが、「タバコを吸う人の2人に1人はタバコのために命を落とす」という何ともおそろしい記載もありますし(参考:国保旭中央病院)、やはりタバコは体に悪い、という事実は変わりません。

これを機に、タバコとの付き合い方を今一度考えてみるのもいいかもしれませんね。


 
【10月1日タバコ増税】職場の『タバコミュニケーション』に対する意見