パエリアの本場といえばスペイン。そんなスペインでは「スエカ国際パエリアコンテスト」という世界一のパエリア職人を決める大会が開催されています。
世界一の味を食べるには本場に行くしかないと思いがちですが、実は日本でも食べられるんです! そのレストランの名前は「MIGUEL y FUANI(ミゲル フアニ)」。今回は2018年9月25日にオープンしたばかりの『ミゲル フアニ 日本橋タカシマヤS.C.店』で、世界一のパエリアとフィデウアを食べてきましたので、その魅惑の料理をご紹介します。
スペインの人気店が日本に4店舗出店
ミゲル フアニは、2014年のチャンピオンになったパコ・ロドリゲス氏がプロデュースするレストランブランド。パコ氏は2014年スエカ国際パエリアコンテストで優勝、同年バレンシア・ガンディアの国際フィデウアコンテストで2位など、数々のコンテストで輝かしい成績を残すシェフです。
そんなパコ氏が手がけるミゲル フアニは、スペインの本店以外に、新宿タカシマヤタイムズスクエア店、横浜店、なんばダイニングメゾン店、そして日本橋高島屋S.C,店の全5店舗があります。そう、スペイン以外では日本でしか食べられない味なんです。
同店はパエリア専門店と謳うだけありその種類が豊富で、「バレンシア風パエリア」や「イカ墨のパエリア」をはじめとする5種類のレギュラーメニューを用意。いずれのパエリアも2~4人前での注文が可能で、大人数でいろんな種類を頼んでシェアするのがおすすめです。
日本ではなかなか見かけない「フィデウア」を堪能
ミゲル フアニのもうひとつの看板メニューとなっているのが「フィデウア」。フィデウアとは、ショートパスタを使ったパエリアのことで、お米とは異なる食感が楽しめます。定番のフィデウアには魚介が使われており、基本的な味わいはパエリアとほぼ同じ。
ただし、フィデウアはパスタに具材の味わいがぎゅっと染み込んでいて、パエリアよりもダイレクトに具材の旨みがわかるような気がしました。パスタを使うのでお米よりも短時間で完成することから、スペイン人家庭でも忙しい平日はフィデウアの出番が多いのだとか。
日本橋タカシマヤS.C.店では、パエリア、フィデウア以外にも、同店限定メニューも用意されており、ワイン片手に食べたくなるような料理がたくさんあります。
スペインを訪れてパエリアやフィデウアにハマった人はもちろん、スペイン旅行の予習として本場の味を日本で知っておくのもいいかもしれません。
(取材・文◎今西絢美)
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