中国では富裕層を中心に外国で生活する人が増えている。日本で生活する中国人も少なくないが、中国メディアの今日頭条は12日、「日本で生活している中国人はどのような生活をしているのか」と疑問を投げかける記事を掲載し、その真相を知っても「にわかには信じられない」だろうとしている。

 記事はまず、中国人は日本との間で過去に起きた歴史上の出来事を忘れることはないが、それでも他国の優れた点は学ぶ価値があると主張。そして、より良い暮らしを求めて日本で生活することを選ぶ中国人も少なくないことからしても、日本から学べる点はあるはずだと主張した。

 では、日本で生活している中国人はどのような生活をしているのだろうか。記事は、日本でごく普通の生活をするためには月収約35万円(約2万1000元)ほど必要であるが、中国のように物価が上昇し続けることはなく、日本の物価は安定しているため、心配しすぎることはないと紹介した。また、競争が激しすぎる中国と違って、日本では生活のストレスは比較的少なく、総合的に見ると日本での生活は安定していて快適だと主張した。

 続けて記事は、日本は世界的に見て非常に街が清潔であり、道路にごみは落ちていないうえに、蛇口から出てくる水道水も直接飲用水として使用でき、空気も非常にきれいであり、大気汚染が深刻化する中国の都市からすれば、日本の環境はまるで「天国」のようだと紹介。さらに、日本は治安も良くて安全で、もし、財布などの貴重品を落としてしまった場合でも手元に戻ってくる可能性が高いことを強調、このような環境のなかで暮らしている同胞の中国人たちに対して「羨ましい」との見方を示した。

 記事は、中国での暮らしよりも日本での暮らしの方がより快適であることを強調し、日本での生活の様子は「多くの中国人にとっては、にわかには信じられないほど」だと結んでいる。日本と中国は地理的にも文化的にも近い国ではあるが、それでも生活習慣の異なる国での生活にはそれなりの苦労があることだろう。それでも多くの中国人が日本で生活しているということは、やはり、日本はそれだけ快適に暮らせるということなのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

日本での暮らしが羨ましい・・・「にわかには信じられない」ほど快適=中国メディア