『Daily Mail』は16日、「セントラルコースト・マリナーズのスコットランド代表FWロス・マコーマックは、ウサイン・ボルトについて話した」と報じた。
昨年陸上競技から引退し、32歳にしてサッカー選手への転向を試みているウサイン・ボルト。今夏セントラルコースト・マリナーズに無期限の練習生として参加している。
先日はマッカーサー・サウスウェスト・ユナイテッドとの練習試合でフォワードとして起用され、下部リーグのクラブ相手とはいえ2ゴールを奪取する大活躍を見せた。
アストン・ヴィラから今季セントラルコーストに貸し出されたマコーマックは、「世界王者」とは思えないウサイン・ボルトの謙虚な態度に驚愕したという。
ロス・マコーマック
「ウサインにはいくつかの苦戦する部分があったよ。
人々はそれを乗り越えられないと言っていた。しかし、そのチャレンジには拍手を送るべきだよ。
彼はお金を求めていない。豪華なヨットで悠々自適に過ごそうと思えばいつだってできる。世界中の家で過ごすこともできる。
しかし、彼は何か違うものでチャレンジするために、自分の評判すらも危機に晒しているんだよ。
私は、ボルトが本当に最高の男だということがわかったよ。僕がここに来た時、彼も一緒にやってきた。そして何か必要なら言ってくれと言われた。
最初の印象は、彼は本当に『人間としてのお手本そのもの』だということだ。巨大な体格で、6フィート5インチで、肩幅も3メートルあるかのようだ。
何人かの選手は、彼がどれだけ速いのかと競争しようとしていたけどね。彼がストレッチして走り出すと『おいおい、あいつなんて速いんだ』となる。
ここに来てからの彼の変化は凄いよ。劇的だ。フィジカルの点で全く違うものが必要だったはずなんだ。彼はこれまで直線を走るだけだったんだから。スタミナも、止まる力も必要だった。
それを手にしたら、彼は驚異になるよ。あの強さで簡単に相手を打ち負かす。空中戦も強いし、スピードは当然だよね。
ディフェンダーからすれば、走られたら終わりだということがわかっているわけだしね。裏を狙われたり、彼を後追いするようなことにならないように守らなければならないんだ。
何より凄いのは、ウサインはとても謙虚な男だということだ。彼が世界のアイドルだということを忘れてしまうほどだよ。
チームの練習が終わった後にもトレーニングを続けて、しかもみんなにアドバイスを求めるんだ。
みんなが彼の話を聞きたがっていたよ。人生の話を。ウサインの話すことは非現実的で、新聞やメディアに載ったものばかりじゃなかったね!」
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