1トップの大迫+若き2列目が見事な融合を見せて4点を奪取 最も評価されたのは…
森保一監督率いる日本代表は16日、国際親善試合ウルグアイ戦で壮絶な打ち合いの末に4-3で勝利した。国際Aマッチ通算3試合目で代表初ゴールを決めたMF堂安律(フローニンゲン)は、南米の強豪を撃破した立役者の一人となったが、米メディアは「この試合最大の“歴史的遺産”」「ワールドクラスの左足」と称賛している。
右サイドアタッカーでスタメン出場した堂安は、前半からチャンスメークとハードワークで存在感を放った。そして、チャンスが巡ってきたのは2-2で迎えた後半14分だった。
日本の右CKから相手エースFWエディンソン・カバーニ(パリ・サンジェルマン)にボールを拾われ、鋭いカウンターの危機に直面。しかし、ここでボールをカットした堂安は、すぐさま中央のDF酒井宏樹(マルセイユ)に横パス。直後にゴール前へダッシュすると、狭い守備網を縫うように駆け上がり、酒井からのリターンパスを受ける。相手の主将DFディエゴ・ゴディン(アトレチコ・マドリード)と対峙するも、左足アウトサイドでボールの軌道を変える華麗なフェイントで翻弄。直後に左足を素早く振り抜き、代表初ゴールをマークした。
その後、後半21分にはMF南野拓実(ザルツブルク)がこの日2点目を奪取。同30分に1点を返されたものの、最終的に4-3で逃げ切った。米サッカー情報サイト「The 18」は「日本の有望な攻撃陣は世界ランク5位のウルグアイの守備を打ち破って将来性を誇示した。ゴディン、コアテス、トレイラ、ベンタンクールにとっては悪夢の夜だった」とウルグアイ代表のボランチとセンターバックを苦しめるプレーだったことを伝えた。
代表初ゴールを叩き出した左足だけでなく、動きも「インテリジェント」と高評価
なかでも、最大級の評価を受けたのが堂安だ。「20歳の日本人センセーション、リツ・ドウアンは“洗練された左足”に意味を持たせる」と見出しを打って称賛している。
「タクミ(南野)は2ゴールを決め、オオサコも1得点、ナカジマはアシストを供給した。しかし、この試合最大の“歴史的遺産”はドウアンの代表初ゴールだろう。インテリジェントな動き、ワールドクラスの左足など最高の武器をいくつも示した」
ウルグアイ撃破で名を上げたレフティーの堂安は、さらに世界的な注目を浴びていくことになりそうだ。
(Football ZONE web編集部)
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