とある美容室に、新人で、たいそう胸の大きいA子という美容師が入ってきました。カットの腕前はまだまだですが、下ネタ寄りの会話と、どうやらわざと胸を客に押し当てる接客などが評判を呼び、予約は新規も含めた男性客で一杯、指名数も店内一となりましたが、その結果か、先輩への態度は横柄なもので、そうなると面白くないのは、真面目にカットの研鑽を重ねてきた先輩美容師です。教えて！gooに寄せられた相談です。
「いやらしい美容師」
質問者である先輩美容師（女性）の主張としては、「こういうA子みたいなやり方はどうなのか。我慢ならないのでどうにかしたい」というものです。以下に回答を。
■男性なら指名してしまうかも…
「私は女ですが、貧乳ですので、胸を武器にできるA子は憎い。でも、それに魅せられてしまう男（お客）の価値観を変えることはできません」（okbebeeさん）
「A子さんの行動も一つの手法と考えられませんか？（中略）…A子さんを認めてあげて顧客満足度向上のために切磋琢磨できる関係になれればいいと思います」（11zepさん）
「貴女は気丈に振舞いなさい。乳より頭で勝負しなさい」（isebabaさん）
一番支持の多かった回答は、40代男性による下記です。
「A子さんの腕がよほどひどくない限り、多少の腕前の違いなどおっさん客が気にしていると思いますか？（中略）…もし、私が店長の立場なら、あまり感心した方法ではありませんが、この不景気のご時世に、客を集められるのならありがたい存在と考えますね」（tempestsonataさん）
男性の回答者からは「それでもA子を指名するかも」というものが多かったですが、その心情を代表した回答もあり、質問者は男という生き物を理解します。
「（女性の胸が当たるなんて何十年に1度ぐらいの、それは貴重でとても喜ばしいハプニングですので）消極的な男でも胸が何度も当たれば『ラッキー』とトキメキ、今度も当たるかもって期待するのは当然です」（goldmatsuiさん）
■気をもんでる時間がもったいない！
具体的にどうするかについては、「店長とA子に宛てた匿名の手紙を書いて注意を促す」（councellorさん）の意見を、「そうします」と質問者。しかし同情的かつ現実的な以下の回答がさらに胸を打ったようです。
「貴女の技術を欲しがるお客様を大切にし、そういう方々からの口コミで貴女を指名するお客さんを増やすしかないと思います。A子に気をもんでいる時間がもったいないので、自分のお客様に今まで以上に最上のサービスを提供することに気を向けてください。どうしてもA子が不快で、一緒に働きたくないならば、貴女の『技術』を高く評価してくれるお店にさっさと移りましょう」（noname#157724さん）
最終的に質問者は「私は最後にA子のことを店長にぶちまけて、店を出ることになると思います」とのことでした。ご健闘をお祈りします。
武藤弘樹
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