車両と設備の更新が予定されている南海鋼索線高野山ケーブル)で、「さよならイベント」を開催。臨時の貸切ケーブルカー乗車や、日本最大級というケーブル巻上機の見学などが盛り込まれています。

車両にヘッドマーク掲出

南海電鉄は2018年10月18日(木)、高野山ケーブル(鋼索線)の車両や設備の更新に先駆けて、現行ケーブルカーの「さよなら貸切イベント」を開催すると発表しました。

イベントでは、臨時の貸切ケーブルカーに往復乗車できるのに加え、日本最大級というケーブル巻上機の見学や、乗車記念ヘッドマーク型マグネットの進呈などを予定しています。乗車券は、大人の参加者には「さよなら高野山ケーブルカー記念乗車券」が、子どもには磁気式記念乗車券がそれぞれ配布されます。

開催日は11月11日(日)、17日(土)、25日(日)です。高野山駅に12時20分集合。解散も同駅です。料金は大人1500円、子ども(小3~小6)1000円。なお、安全確保のため小学2年生以下は付き添いがあっても参加できません。定員は各日40人です。

申し込みは南海電鉄ウェブサイトの「ぶらりたび」から可能。11月11日(日)開催分は10月19日(金)午前10時から受付が始まります。申し込みは先着順です。

高野山ケーブルの現行車両は1964(昭和39)年に導入。今回、安全性向上などを目的に2018年11月26日(月)から2019年2月下旬までの期間運休し、車両や巻き上げ設備などが更新される計画です。それに先駆け11月1日(木)から引退までの期間は、ケーブルカーの全車両にシール式の「さよならケーブルカー ヘッドマーク」が掲出されます。なお、運休中はバスによる代行輸送が予定されています。

【写真】「日本最大級」高野山ケーブルの巻上機

「さよならケーブルカー ヘッドマーク」のイメージ。2018年11月11日から高野山ケーブルの車両に掲出予定(画像:南海電鉄)。