スティーヴン・スピルバーグのアンブリン・エンターテインメントが製作を手がけたファンタジー映画『ルイスと不思議の時計』から、イーライ・ロス監督が本作の製作を振り返るコメントを収めた特別映像が公開された。

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 “ハリー・ポッターの原点”ともいわれる、ジョン・ベレアーズの同名小説を実写映画化した本作は、世界を破滅に導く“時計”をめぐるマジックファンタジー

 公開された特別映像は、ロス監督が「子供向けのホラーを作りたかった。しかも風変わりなホラーだ」と、本作の目的を語る場面からスタート。「思い入れはたくさんあるが特にルイスだ。僕も浮いた存在で魔法が好きな子供だった」と、魔法に憧れる主人公ルイスを自身の幼少期と重ね合わせたロス監督。マジックシーンについては、脱出マジックで名高い奇術師ハリー・フーディーニの持つ要素と、新旧の奇術を融合させて劇中の魔術を編み出したことを明かしている。

 続いて、作品の舞台を1955年に設定した理由を「技術が進化し、車は突如姿を変え、ロックが生まれた。創造的で楽しい世界だ」とコメント。細部までスタイリッシュに描くことを心がけたそうだが、スピルバーグの「過ぎたデザインは物語を邪魔する」というアドバイスを受け、リアルさの面にも注力。映画『バック・トゥ・ザ・フューチャーシリーズの時計台の広場を意識したという架空の町ニューゼベディの街並みや、1920年代に建てられた古い邸宅で撮影された不気味な屋敷のシーンには、監督のビジュアルへの強いこだわりが現れている。

 ロス監督のフィルモグラフィーは大半ホラー映画で占められているが、ファミリー映画を監督することに迷いはなかったようで、「この映画をとても怖くて面白い映画にしたかったんだ。『グレムリン』も『E.T.』もそれを実現していたからね」と、80年代のアンブリン作品が実現した怖いファミリー映画の精神を受け継いだ、新たなアンブリンの名作を作りたかったと語っている。

 ロス監督の手腕について、出演者のケイトブランシェットは「イーライが素晴らしいのはいろんな視点から物語を捉えているとこなの。とても刺激的な考え方の持ち主よ。リスクにもまったく物怖じせず、興奮を追求する人だと感じたわ。それでいてこの作品にしっかりとハートも込めているのよ」と絶賛コメントを寄せている。

 また映像では、主人公たちが魔法を使用する姿にもフォーカスジョナサンが指先から発した炎の塊で炉に点火するシーンルイスの手にしていた「スペードの3」と「ハートの5」がジョナサンの瞬きで「ハートジャック」と「ハートの10」に早変わりするシーンハロウィーンカボチャがいきなり次々と破裂していくシーンなどを収めている。

 映画『ルイスと不思議の時計』は全国公開中。

映画『ルイスと不思議の時計』メイキング(C)2018 UNIVERSAL STUDIOS AND STORYTELLER DISTRIBUTION CO.,LLC