かつてミランプレー 欧州復帰を目指すうえではイタリアが第一希望

 中国1部天津権健でプレーする元ブラジル代表FWアレシャンドレ・パトは、2019年12月末で契約満了を迎えるが、その1年前となる今冬の移籍市場で欧州復帰を模索しているという。そして、古巣ACミランへの復帰願望をイタリア紙「コリエレ・デロ・スポルト」のインタビューに語った。

 パトは「僕はセリエAのいくつかのクラブと、他のリーグのクラブからオファーを受け取っている。この冬にどう展開するか見てみよう」と、すでに冬の移籍市場に向けて動きがあることを明言。そのうえで、元ブラジル代表レオナルド氏と元イタリア代表パオロ・マルディーニ氏がフロント入りした古巣ミランへの愛情をこう語っている。

レオナルドマルディーニのいるミランに戻れたら最高に嬉しいことだ。レオとは何回か電話でも話したし、復帰に関するジョークだって言ってきたよ。レオには大きなリスペクトの念があるし、そのジョークが本当になってくれたら嬉しい。まあ、様子を見るしかないのだけど」

 パトは欧州復帰を考えるにあたっては、イタリアが第一候補にあるという。それが、SNSでの関係性にあることも明かした。

「世界中の人からSNSでコメントを貰うんだけど、それはやはりイタリアミランのサポーターのものが多い。これは嬉しいことだよ。そんなに長い期間プレーできずにイタリアから離れているのにね。彼らから受ける影響は小さくないんだ」

 かつて“神童”と呼ばれたパトも29歳になりキャリアの成熟期にある。果たして、中国でのプレーを経て、欧州復帰は実現するのか。そして、愛着のある古巣ミランでのプレー願望が叶えられる日は来るのだろうか。(Football ZONE web編集部)

ACミラン時代のFWパト【写真:Getty Images】