強豪ウルグアイ相手に2ゴールを奪ってA代表でも存在感

 日本代表MF南野拓実ザルツブルク)は、16日の国際親善試合ウルグアイ戦で2ゴールを決め、4-3で勝利する立役者となった。森保一監督体制で3戦連続弾とゴールマシンぶりを見せている若きアタッカーの記録について、韓国メディアが紹介している。

 ウルグアイ戦で3試合連続スタメン出場を果たした南野は、トップ下でプレー。前半10分に左サイドのMF中島翔哉ポルティモネンセ)から斜めのグラウンダーパスを受けると、足の間を通すトラップで華麗な反転ターンを披露し、そのまま右足を一閃。ウルグアイ代表GKフェルナンド・ムスレラのセーブを弾くようにしてゴールネットを揺らした。

 さらに3-2で迎えた後半21分、相手DFのミスを逃さずにMF堂安律フローニンゲン)が左足シュートを放ち、相手GKが弾いたところを南野が右足ダイレクトボレーで叩き込み、この日2点目となるゴールでウルグアイを突き放した。韓国スポーツ紙「MKスポーツ」は、A代表初の1試合2得点を挙げ、南米の強豪を破る立役者となった23歳のアタッカーにスポットを当てている。

「ミナミノはセレッソ大阪時代、J1リーグAFCチャンピオンズリーグリーグカップ、天皇杯の全てでゴールを記録している。さらに、UEFAチャンピオンズリーグ予選にUEFAヨーロッパリーグ本戦、オーストリアブンデスリーガ、カップ戦でも得点した。また、U-17、21、23にリオデジャネイロ五輪、そしてA代表でもスコアを動かした」


韓国紙はFWファン・ヒチャンがハンブルガーに移籍する要因になったと分析

 記事では、南野がこれまで多くの大会でゴールを決めてきたことを紹介。また、「ミナミノはオーストリア絶対王者ザルツブルクでファン・ヒチャンをポジション争いで押し退け、ドイツ2部へ去る理由の一つとなった」と指摘し、韓国代表FWファン・フィチャンがハンブルガーSVへと期限付き移籍するきっかけになったと分析している。

 南野は森保体制の3試合で4ゴールと好調を維持。日本の新たなエースに名乗りを上げた男の名前は、韓国メディアにも知れ渡っているようだ。


Football ZONE web編集部)

強豪ウルグアイ相手に2ゴールを奪ってA代表で存在感を示したMF南野拓実【写真:田口有史】