幼児虐待が絶えない世の中、またしてもアメリカから心痛むニュースが飛び込んできた。ミシシッピ州で、生後1歳8か月の女児が刺されてオーブンで焼かれ死亡した。女児を殺害したのは血の繋がった祖母であった。『The Clarion-Ledger』『Mirror』などが伝えている。

ミシシッピ州ボリバー郡ショーに暮らすキャロリンジョーンズ(48歳)は、自宅で生後1歳8か月の孫ロイヤリティ・マリー・フロイドちゃんを刺し、オーブンで焼くという残虐極まりない虐待行為に及んだ。

10月15日の夜、ジョーンズ宅を訪れたジョーンズの兄がオーブンの中のロイヤリティちゃんを発見し、午後7時過ぎにショー警察に通報した。ロイヤリティちゃんは既に死亡しており、警察が駆けつけた時に家の中にはジョーンズしかいなかったという。ジョーンズは16日に孫を殺害した容疑で逮捕、第一級殺人罪で起訴された。現在は50万ドル(約5,600万円)の保釈金が設定され拘留中とのことだ。

捜査にあたったボリバー郡保安官事務所のケルビン・ウイリアムズ保安官は、ロイヤリティちゃんはジョーンズと暮らしており、母親は別の場所で生活していたことを明かした。ロイヤリティちゃんの死因については、死亡時刻を含め今もまだ検死が行われている最中であり、ロイヤリティちゃんは刺された後に生きたままオーブンで焼かれたのか、死後オーブンに入れられたのかは定かになっていない。ウィリアムズ保安官は、「この仕事に就いて25~6年になるが、今回の事件は私が経験した中でも最も酷いもののひとつであると言っていいだろう。子供が被害者となる事件は一番辛いことだ」と話している。

現場となったジョーンズの家の庭には、ロイヤリティちゃんのものと思われるスクーターやハイチェアなどが放置されている。人口2,000人ほどの小さな町で起こったこの悲劇にショックを隠せない住民のひとりは、「あの家に人が出入りしているのを滅多に見かけない」と口にした。娘を失った被害者遺族になると同時に殺人犯の母を持つ加害者側の家族となってしまったロイヤリティちゃんの母ベロニカさんは、二重の悲しみを抱えながらも「可愛い娘はなによりも私の大切な宝物でした」と心情を語った。

このニュースを知った人からは、「想像しただけで吐き気がするほど残虐な事件だな」「祖母になんらかの精神疾患があったとしか思えない」「こんなことが起こってしまう世の中というのは、なんとも悲しすぎる」「まだまだこれからの人生を生きるはずだったのに…かわいそうでならない」といった声があがっている。

画像は『The Sun 2018年10月17日付「OVEN DEATH Baby Royalty Floyd found stabbed and BAKED in an oven ‘by her gran’ is pictured for first time」(Credit: AP:ASSOCIATED PRESS)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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