ふと家に帰ると、郵便受けに入れられた見慣れない小奇麗な封筒…そう、結婚式の招待状です。特に結婚に焦っているわけではないはずなのに、ちょっとドキっとしますよね。「私の彼はいつまでたってもプロポーズしてくれる気配ないのに」や「結婚したいと思えるほど好きな人と出会えない」など、結婚の兆しのない自分にコンプレックスを感じる人もいるのではないでしょうか?でも、そんな人ほどぜひとも友達の結婚式には参加していただきたいのです。今回はその理由と注意点を紹介します。


「出会いの場」に見えない「出会いの場」

結婚式には、新婦の友達たちはもちろん新郎側の友達や、会社の先輩なども参列します。そのため一見出会いの場には見えないのに、一気に不特定多数の男性と知り合うことができるのです。普段知り合えない職種の人や、昔の同級生だけど一度も喋ったことのなかった人とも話ができるチャンスが、あちらこちらに転がっています。普段の生活のルーティンでは固まりつつある交友関係を格段に広げられるだけでなく、運命の人に出会える確率も上げられるのです。
「一緒に受付を担当した新郎側の人と連絡先を交換してそのまま仲良くなったのがきっかけです」(28歳/女性/福祉)「彼氏がほしいと言っていた私に、友人の新婦が私の好みにぴったり合う男性を紹介してくれたんです!」(26歳/女性/教育関係)など、結構結婚式が出会ったきっかけという人も多いようです。
最近では出会いの場を広げるためにマッチングアプリを使う人もいますが、やはりアプリだと実際に会うことへの恐怖心があるもの。しかし友人の結婚式なら、最初から対面で直接話せるだけでなく、周りの友人との雰囲気や、新郎新婦からの情報でどんな人かもつかめるので彼の人柄がわかり、安心して次のステップに進めますよね。


盛り上がること間違いなしな理由とは?

バーや出会いの場で知り合った男性と共通の話題探しで困った経験がある…そんなことありませんか?結婚式では新郎新婦という共通の話題があるので、会話の内容に困ることはほとんどないんです。例えば「〇〇くんって△△部だったんですね~」や「◎◎ちゃんって学生時代どんな子だったんですか?」など、新郎新婦を話のきっかけにするのが、ナチュラルに話しかけられる方法です。そこからは地元の話題であったり学生時代のあるある話だったりと、芋づる形式で話題が繋がっていくことが多いので、安心して会話を楽しみましょ。
また、お祝いの場ということもあり参列する人の心がいつもよりハイになるため、声をかけてきてくれる可能性も高いのです。2次会などの友人たちだけのパーティーではその可能性もさらにアップ。「ナンパ?」なんて思わずに、せっかくの出会いを楽しんだもの勝ちです!


思わぬ助っ人も…?

「あの人素敵だな」「かっこいい人がいる」そう思った人がいたら、さりげなく友人である新郎新婦に伝えるといいかもしれません。その場で紹介してくれたり、後々友人と気になる彼との会話の話題の中に出してくれることも。
特に連絡先を交換した後、友人に「〇〇さんってとっても素敵でいい人だね」と伝えておくと、友人から彼へ貴方が褒めていたことが伝えられ、彼も貴方のことを気になりだすきっかけになります。
直接褒められるのもうれしいですが、後日他の人から「褒められてたよ」と伝えられると、なんだか気になってしまう…ということありますよね。そのことを“ウィンザー効果”といい、当人から言われると「大げさに言ってくれているのだろう」と受け取るところを、間に人を挟むと素直に受け取ることができるのです。
出会った後の進展のための種を、念入りに蒔いておくことも忘れずにおこなってくださいね。


絶対に気を付けたいポイント!

ここまで結婚式が出会いの場として最適な理由を書いてきましたが、1番念頭に置いてほしいことが「主役は新郎新婦であること」と「お祝いの気持ちは忘れてはいけない」こと。いくらたくさんの男性と出会いたいからと、むやみやたらに声をかけていると、周囲はドン引き。出会いを求めすぎるあまりに暴走した行動は、そんな貴方の友人である新郎新婦のレベルまで疑われてしまうことになりかねません。
新郎新婦を心から祝う気持ちや、式を楽しむ気持ちがあふれている人ほど、笑顔が多く男性の目には魅力的に映るもの。大切な友人の特別な1日を無駄にしないよう、くれぐれも気を付けてくださいね。(N a r u . /ライター)
(ハウコレ編集部)

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