会長、CEO、SDの三者が揃っての会見はハインケス前監督の電撃復帰以来約1年ぶり

 バイエルン・ミュンヘンは現地時間19日正午にウリ・ヘーネス会長、カール=ハインツ・ルンメニゲCEO、ハサン・サリハミジッチSDが出席する記者会見を開くとドイツ紙「ビルト」が報じた。この三者が揃っての会見は昨年、ユップ・ハインケス前監督電撃復帰を発表して以来約1年ぶりのことで、今回も重大な発表が行われると予想されている。

 ブンデスリーガ6連覇中の絶対王者バイエルンは今季、ニコ・コバチ新監督を迎えた。リーグ開幕から4連勝とスタートダッシュを決めたが、そこから一気に失速。9月25日の第5節アウクスブルク戦(1-1)で連勝街道が止まると、第6節ヘルタ・ベルリン9月28日/0-2)と第7節ボルシアMG10月6日/0-3)に連敗を喫した。UEFAチャンピオンズリーグのグループステージ第2節アヤックス戦(10月2日/1-1)も含め、公式戦4試合連続で勝ち星から遠ざかっている。

 この停滞ぶりから、コバチ監督は去就問題が取り沙汰されるようになった。昨季カルロ・アンチェロッティ前監督が解任された当時に似たチーム状況で、さらに幹部勢揃いの会見が開かれるということが決まり、様々な憶測を呼んでいる。

 イングランドでは、バイエルンがコバチ監督に代わり、来年1月に監督業復帰の意向を明かした元アーセナルアーセン・ベンゲル氏を招聘するのでは、という予想で盛り上がりを見せているようだ。

 英紙「デイリー・ミラー」は「バイエルン・ミュンヘン、驚きの会見開催でアーセン・ベンゲルの噂に燃料を投下」という見出しで報じ、ファンの反応なども報じている。

 シーズン序盤に大ナタが振るわれるのか。バイエルンからの発表に注目が集まる。(Football ZONE web編集部)

公式戦4戦連続未勝利と不調のバイエルン【写真:Getty Images】