藤子不二雄(A)展 -(A)の変コレクション-』が、2018年10月19日(金)〜2019年1月6日(日)まで、六本木ヒルズ森タワー52階 屋内展望台で開催されている。開幕前日の10月18日(木)に行われたオープニングセレモニーには、藤子不二雄(A)と女優・宮沢りえが登壇した。

御年84歳にしていまだ現役であり、日本の漫画カルチャーの生きた伝説的存在、藤子不二雄(A)。本展では、揺れ動く人間の心を多彩なジャンルで描いた氏の奇妙な世界を、生原稿や映像、立体物などの「変コレクション」とともに紹介する。会場のすべてが撮影可能になっており、奇妙でユニークな写真撮影も楽しめる展覧会となっている。

オープニングセレモニーに登壇した藤子不二雄(A)は、「高校2年でデビューして以来、自分でも覚えきれないくらいたくさんの作品を描いてきました。尊敬する手塚先生やトキワ荘の友人たちのおかげでここまで漫画家人生を続けて来られたので、日本が誇る”漫画”の発展のため、展覧会に来た若い方にも何か感じ取っていただけたら嬉しいです」とコメント。

藤子不二雄(A)に花束を渡す宮沢りえ (C)藤子スタジオ

藤子不二雄(A)に花束を渡す宮沢りえ (C)藤子スタジオ

また、セレモニーの後半では、特別ゲストとして藤子不二雄(A)と親交の深い女優・宮沢りえが登壇し、花束を贈呈した。展覧会について宮沢は、「作品のファンの方はもちろん、若い方も写真を撮影して楽しめるフォトスポットがたくさんあるので、様々な年代の方が楽しめる展覧会になっています。この展覧会が、先生の漫画を改めて読まれるきっかけになればと思います」と話した。

藤子不二雄(A)と宮沢りえ (C)藤子スタジオ