▽今月14日にスロバキア代表の指揮官を電撃辞任したヤン・コザク前監督(64)がその辞任理由を暴露した。フランス『レキップ』が伝えている。

▽現役時代にチェコスロバキア代表として活躍したコザク監督は2013年スロバキア代表の監督に就任。2014年ブラジル大会、2018年ロシア大会と2つのワールドカップ本大会出場は逃したものの、ユーロ2016ではチームベスト16進出に導いた同国代表史上屈指の名指揮官だった。現行契約はユーロ2020までとなっていたが、14日にスロバキアサッカー協会(SFZ)に辞任を申し出てこれが受理されていた。

▽当初、コザク前監督の辞任に関してはUEFAネーションズリーグでのウクライナ代表戦、チェコ代表戦での連敗。あるいは体調問題、協会側との見えない確執などの可能性が伝えられていた。

▽しかし、これまで沈黙を保ってきた同監督は代表選手たちのプロフェッショナリズムの欠如と、自身の求心力の低下が辞任を決断した理由だと語っている。

▽コザク前監督の説明によると、先日のチェコ代表との元同国ダービーに敗戦後、スロバキアの主力7選手がナイトクラブで行われたパーティーに参加したという。これに対して同監督は重要な試合に敗れたにも関わらず、責任感のかけらもない主力選手の振る舞いに失望すると共に、これ以上共に仕事ができないと判断し、自ら代表監督の座を下りる決断をしたようだ。

「まるで誰かに襲われたかのような多くの痛みを感じている。それは顔を叩かれるような気持ちだ」

「私はパーティーに関して知らないふりをすることもできたと思うが、それは自分のスタイルではない」

「また、7人のプレーヤーに代表チームを一時追放するような選択もあったが、それはしたくなかった」

「仮に、彼らを追放するようなことがあれば、スロバキアサッカー界の今後に大きな影響を与える可能性があると思った。それほど彼らのクオリティは無視できないものだ。だから、自分が辞任する道を選んだんだ」

▽なお、今回指揮官を電撃辞任に追い込んだ7選手はGKマルティン・ドゥブラフカ、GKミハル・シュルラ、DFミラン・シュクリニアル、DFリュボミル・サトカ、DFノルベルト・ギョンベル、MFスタニスラブ・ロボツカ、MFウラジミール・ヴァイス。代表チーム内で処分が科されるかは不明だが、スロバキア国民の怒りを買ったことは間違いないはずだ。

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