アニメが好きなオタクだったはずなのに、年々視聴する体力を失ってしまう社会人を描いた漫画がTwitterに投稿され、共感の声が多数あがっている。


漫画に描かれているのは、アニメが好きで自分をオタクだと認識している社会人女性。女性は、仕事に疲れて帰宅する毎日を繰り返しているうちに、「アニメを見る体力が無くなってきた」と思うようになった。アニメへの興味がなくなったり時間が足りないわけではなく、見たいアニメはあるのに「ただやる気が中々起きない」、仕事から帰った後に30分のアニメを見る「集中力がもたない」という状態。それは、歳をとって体が徐々に弱るように、アニメを見る体力も少しずつ衰えているような感覚だという。女性は昔好きだった作品を細々と追うだけになり、「自分はオタクなのか分からなくなってきた…」とアイデンティティを失い、「もはや自分は何者なのか?」わからなくなってしまう。


作者の橋本ゆのさんは漫画について、「社会人になると冒険モノやSF系の頭を使うアニメが段々と見れなくなってくるんだよね…」と補足。「仕事から帰ってきて身体は疲弊しているし精神も摩耗しているから、出来るだけ何も起きないアニメを好む」ようになり、日常系のアニメしか見なくなってしまうという。実体験をもとにしたこの漫画には、「めちゃくちゃわかる」「世界に置いていかれる感じ」といった共感の声が殺到。「大人になるとゲームやらなくなるのもこれと同じ現象ですよね」「昔とは違う、あなたの今に合った楽しみ方やペース配分が見つかりますように」といったコメントも寄せられ、大きな反響となっている。



画像提供:橋本ゆの(@riko3_)さん