自我に目覚める2歳児の子育ては、想像以上に手間がかかります。

また、男の子の活発な動きについていくのも大変で、毎日が悩みの連続です。でも、それはきちんと発達している証拠。

もっともっと、ママやパパとの関係を良くするための方法をパピマミ編集部が紹介します。

男の子の子育てのコツ

ママであるお母さんは、男の子の気持ちがよく分からず、悶々としてしまうこの時期 。2歳児は、急になんでも自分でやりたがる「じぶんで」が口癖の子どもに変身してしまう頃です。

男の子だからか、動きも活発で、公園で会う女の子連れのお母さんがうらやましくなりがち。毎日が体力勝負で、本当に辛い毎日になっている人もいるでしょう。でも、良いところだってあるんです。

この時期に思いっきり身体を動かすことによって、ご飯を美味しくたくさん食べられるようになったり、一緒にかけっこをするときのあの嬉しそうな顔を見れたり、ちょっとだけ嬉しいことを見つける天才 になれます。

「じぶんで」とはつまり、きちんと成長している証拠です。

子育てが間違っていない証です。言われても困らないようにたくさんの時間と、自分の気持ちに余裕を持てることで乗り切れます。ことばの意味を理解するのも難しい時期ですから、ことばだけで理解するのは難しいと理解しておきましょう。

「次はママの番 」などと、次があることを遊びの中で経験することで、「次は自分でお願いね」と言ったことを理解できるようになります。遊びの中で、というところがポイントです。

発達に応じた遊びをしてみよう

2歳の子どもは身体の運動能力が発達して、自分の思ったような動きができるようになってきます。男の子はかけっこをしたり、坂道を登ったり、ジャングルジムのような掴んで登ってなどの全身を使う遊びが大好きです。

目を離さずに、自分でやれるところまでやらせてみましょう 。小高い丘に登ることもこの時期は難しいですが、そういった活動の中で足の指も十分に使うことができて、その後バランスの取れた体づくりにつながってきます。

でももっと大切なことは、登れた時の嬉しい気持ちに共感してあげること です。「大変だったね、すごいね、できたね。」ほめられることが大好き。

ほめることができるチャンスは遊びのなかにたくさんあります。活動範囲が広がって男の子と一緒に遊ぶのが大変と思っている人も多いと思います。

大変な時は小さな公園を見つけてそこに行ったり、子育てサロンなどの屋内の施設を利用して遊ぶなど、無理のない付き合い方 も大切です。

お母さんは安全基地

どんな失敗をしても、どんなに嫌なことがあっても、お母さんにぎゅっとされたら子どもの心は元に戻ります。それぐらい柔らかくてふわふわしています。だから子どもはがんばれます。

わざわざ機嫌を取らなくても、大丈夫。自信を持って子育て しましょう。

ことばの数が少ない2歳児は、いま持っていることばだけで自分の気持ちを伝えるのが精一杯です。たくさんのことばを期待するより、こちらから愛のあることばを投げかけてみてください。

丁寧で綺麗なことば は子どもの心にストレートに届きます。そして、子どもはそんなお母さんが大好きなんです。

大変だけど、この時間を大切に

悩みは尽きず、子育ての壁にぶつかる2歳児で、思わず涙が出るでしょう 。でも、この時期はあっという間なことは確かです。楽しむことは難しいかもしれませんが、この気持ちを大切にすることだけはできそうです。

嫌だった時期、辛かった時期、でも楽しいこともあった時期、子どもの成長は自分の成長です。だからといって、いい親である必要はないのです。大変な時は自分の代わりに周りの人に育ててもらってもいいのです。

大切なのは愛しているメッセージを送り続けること です。

まとめ

子どもはお母さんが大好きで、大変な2歳児の子育ても接し方や考え方で変わってきます。

お母さんが大好きだからわがままを言って困らせたり安心して駄々をこねたりします。ここで作られる愛着は一生の絆です。今よく言われる自己肯定感もこの時代から作られてきます。

男の子の子育ては大変と言われますが、幼少期のこの時期に身体を十分使っておくことはその後落ち着いた生活を導きます。

●文/パピマミ編集部

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