仙台戦で先発のトーレス、クロスに反応でヘディング弾 DAZN称賛「上手くあわせた」

 サガン鳥栖の元スペイン代表FWフェルナンド・トーレスが今季2ゴール目を決めた。20日のJ1第30節ベガルタ仙台戦で敵地に乗り込んだ鳥栖は、前半38分に先制すると、その1分後にスペイン人助っ人が鮮やかなゴールを流し込んだ。DAZN公式ツイッターは「上手くあわせた」と記し、ゴール動画を公開した。

 まるで前節ベルマーレ湘南戦(0-1)の鬱憤を晴らすかのような一撃だった。今夏に加入したトーレスは、本拠地での第17節仙台戦でJリーグデビュー。それ以降、途中出場も含めてリーグ戦12試合連続出場を続けてきたが、第29節湘南戦はベンチのまま最後まで出番なく終わった。

 そのなかで迎えた仙台戦にトーレスが先発。前半38分にMF高橋義希が先制ゴールを決めて鳥栖がリードすると、直後の同39分に存在感を示す。FW小野裕二が相手ペナルティーエリア左でボールを受けると中央へクロスを供給。その時点でマークに付かれていたトーレスだが、相手から離れる動きで巧みにニアサイドのスペースを突き、頭で合わせる。コースを変えた一撃に、仙台の日本代表GKシュミット・ダニエルも反応しきれず、ボールはゴール右に吸い込まれた。

 第24節のガンバ戦でJリーグ初ゴールを挙げたトーレスにとって2点目となり、DAZN公式ツイッターがゴール動画を公開。「トーレス待望の今季2ゴール目!!」と速報し、「小野裕二のクロスに上手くあわせた」と称賛している。

 チームは下位に低迷するなど苦戦を強いられているが、元スペイン代表FWが存在感を放っている。(Football ZONE web編集部)

鳥栖FWトーレス【写真:Getty Images】