フランクフルトは19日、ブンデスリーガ第8節のデュッセルドルフ戦を7-1で圧勝した。同試合ではセルビア代表FWルカ・ヨビッチが1試合5ゴールを記録する圧巻の活躍を見せた。

▽公式戦3連勝中のフランクフルトは開始20分にPKで先制に成功すると、27分と34分にヨビッチが続けてゴールをこじ開けて前半のうちに試合を決める。後半も立ち上がりにFWセバスティアン・アラーのこの試合2点目で幸先よくゴールを挙げると、前がかりな相手に対してヨビッチがさらに3ゴールを重ねて自身初のハットトリックはおろか1試合5ゴールという圧巻の記録を残した。

ドイツ『キッカー』が伝えるところによれば、ブンデスリーガで1試合5ゴールを記録した選手はヨビッチで歴代17人目となったという。さらに、20歳300日での記録達成は歴代最年少、フランクフルト所属選手では初の記録達成者に。また、セルビア人選手のハットトリック以上は意外にも同選手が初めてだった。

▽なお、今世紀に入ってからでは2015年のヴォルフスブルク戦でバイエルンFWロベルト・レヴァンドフスキが達成していただけだった。

▽今季公式戦10試合で9ゴールと大ブレイクの予感を示すヨビッチは同試合後、自身の驚異的なパフォーマンスを振り返っている。

「とにかく嬉しいよ。今日は感動的な1日となったね。これほどのクラブに名を残せたこと、そしてロベルト・レヴァンドフスキの名前と並んで呼ばれることを光栄に思うよ」

「ただ、僕一人の力で決めたんじゃない。チームのみんなが、今日はとにかく素晴らしい仕事をしていたと思うよ」

▽今季の欧州リーグではジェノアで躍動するポーランド代表FWクシシュトフ・ピョンテクに多くの注目が集まっているところだが、ブンデスリーガで爆発中のヨビッチにも今後更なる注目が集まりそうだ。

サムネイル画像