絶対に食べておきたい佐賀郊外の人気ラーメンをご紹介。自分好みの最高の一杯を求めて、ラーメン巡りを楽しもう!

【写真を見る】来久軒 / 「ラーメン」(600円)

■ 伊万里牛の新・牛骨麺「ラーメン処 のんちゃん」

佐賀では珍しい牛骨に着目し、伊万里牛の「牛骨ラーメン」を看板に掲げる。ゲンコツのみを丸1日炊き込んだ味わい深いスープに牛脂を加え、牛スネ肉の炙りチャーシューをのせるなど、銘柄牛の旨味を随所に散りばめる。元ダレには、ほのかな香りが特徴の醤油を使用。他に「塩」「味噌」「創作麺」などもあり、豊富なバリエーションもウリ。

「特製しょうゆラーメン」(700円)には、自家製の縮れ麺を使用。チャーシューやモヤシワカメなど具材8種をトッピング。数量限定。卓上に置かれたゴマをかけても美味!

[ラーメン処 のんちゃん]佐賀県伊万里市蓮池町114-1 / 080-2798-6408 / 11:00~15:00、18:00~23:00 / 不定休

■ コクとキレのあるスープを守り続ける老舗「来久軒」

オープン時から調理法やメニューは一切変えず、こだわりの味を守り続ける。豚の頭骨だけを10日以上かけて仕込むという、“コクとキレ”にこだわったスープが味の決め手。タレには10種の材料を使い、絶妙な調合で仕上げる。替え玉がないため、がっつり食べたい時は+150円で大盛りにしよう。

「ラーメン」(600円)のスープはまろやかであと味もよく、程よい硬さに茹で上げられた特注の麺と好相性。具材はネギ、海苔、チャーシューとシンプルで、ラーメンそのものの旨味を感じられる。

[来久軒(らいきゅうけん)]佐賀県武雄市武雄町武雄4190-2 / 0954-22-2522 / 11:00~14:00、17:00~21:00、土曜・日曜11:00~21:00 / 月曜休み 

■ 国道系ラーメンの実力派「丸幸ラーメンセンター」

週末は2000人以上が来訪し、昼時は150席すべてが埋まるほど人気。豚骨100%にこだわる昔ながらの一杯は、大量の骨を一気に炊き上げる高温・高圧のボイラーで作られる。50分と短時間で仕上げるため、豚骨独特の臭みがない。麺は中細のストレートで、喉越しもよい。

豚の頭骨を使って一気に煮込んだ「ラーメン」(420円)のスープは、コク深い味わいながらあっさり。基山水系の湧水など、素材も厳選して使用している。店頭には持ち帰り用の販売もあり。

[丸幸(まるこう)ラーメンセンター]佐賀県三養基郡基山町小倉1642 / 0942-92-2855 / 9:00~21:00(LO) / 火曜休み(祝日の場合翌日) 

■ 呼び戻しの洗練スープが自慢「佐賀ラーメン 喰道楽 北方本店」

佐賀ラーメンの代表格。豚頭、ゲンコツを羽釜で丸3日炊き込む“呼び戻し”製法で、豚骨の旨味を髄まで取り出す。香味野菜+秘伝のタレを加え、より深いコクと風味が楽しめる。野菜がたっぷり入る「ちゃんぽん」(670円)も好評。

「ラーメン」(570円)は、コシがありモチモチの特注麺に濃厚で臭みのないスープがよく絡む。厨房では平網での湯切りなど華麗な職人技を披露する。「チャーハン」(+250円)などとのセットも。

[佐賀ラーメン 喰道楽(くいどうらく) 北方(きたがた)本店]佐賀県武雄市北方町大崎2492-3 / 0954-36-2858 / 10:30〜24:00 / 無休 

■ “旨辛”が増す秘伝の薬味「一味ラーメン 鳥栖店」

一味唐辛子をベースに、16種のスパイスをブレンドした薬味が最大の特色。「薬味ヌキ」から「3倍辛」まで、辛さは7段階。コストパフォーマンスのよさと明るく清潔な空間も、幅広い層に人気の理由だ。他、「みそラーメン」(690円)などもある。

「ラーメン」(560円)。サラリとした味わいの豚骨は、薬味がしっかり溶け込むことで濃厚な旨味と辛味をまとったスープへと変貌する。替玉(120円)を注文して、その味を堪能する人も多い。

[一味(いちみ)ラーメン 鳥栖(とす)店]佐賀県鳥栖市真木町1138-1 / 0942-84-3663 / 10:30~22:00(LO21:45) / 不定休 

■ チャーシューとの一体感を追求「味納喜知 吉野ヶ里店」

伊万里の「味納喜知」からのれん分け。豚の頭、ゲンコツから取った豚骨100%のスープには力強さを感じる。一番人気は、選りすぐりのチャーシューと麺の相性が抜群の「チャーシューめん」。しっとりめに仕上げるチャーハンもイチオシだ。

「チャーシューめん」(750円)には、麺と絡むように、薄めにスライスした「チャーシューめん」専用の大きなチャーシューを丼一面に敷き詰めていく。麺の硬さも、好みに応じて指定することが可能だ。

[味納喜知(みのきち) 吉野ヶ里(よしのがり)店]佐賀県神埼郡吉野ヶ里町三津166-17 / 0952-52-8788 / 11:00~15:30、17:00~21:00 / 水曜休み 

■ 天候に配慮する秘伝ダレ「秀ちゃんラーメン」

国道444号沿いにあり、家族連れやトラックドライバーなどが足繁く通う。先代が1989(平成元)年に開業し現在は、2代目が味を継承する。その日の天候や湿度などを見ながら味のバランスを調節するなど、ベストを尽くして作る一杯だ。

「ラーメン」(590円)の香りがいいスープは、天候などで分量を調節する秘伝のタレが命。香りがよく、あっさりとしている。極細麺がスープになじむことで、味が変化していく過程も楽しんで。

[秀(ひで)ちゃんラーメン]佐賀県杵島郡白石町福富4137-7 / 0952-87-2328 / 11:00~19:00(※売切れ次第終了) / 月曜休み(祝日の場合、月曜・火曜は15:00閉店) 

■ 地元の塩で挑む極上スープ「唐津らぁ麺 むらまさ」

豚骨、みつせ鶏ガラ、魚介、野菜など、それぞれの持ち味を引き出したスープは格別の深み。それを、ミネラル豊富な玄界灘の塩ダレが際立たせる。上品な有田焼の器に入った極上のスープを、最後の一滴まで堪能しよう。

「塩らぁ麺」(630円)のスープは、豚骨、みつせ鶏ガラ、野菜に、アゴや羅臼昆布などの厳選食材をブレンド。滋味深さが凝縮された、店で人気No.1のメニューだ。肩ロースのチャーシューも旨い。

[唐津らぁ麺 むらまさ]佐賀県唐津市菜畑3609-2 / 0955-74-3213 / 11:00~15:00(LO)、土曜・日曜・祝日~20:00 / 木曜休み(祝日の場合翌日)

■ ありたどり×味噌の絶品麺「二代目 えぞっ子」

佐賀では珍しい“味噌”で人気を博した「えぞっ子」が、2代目として復活。地元ブランド「ありたどり」の鶏ガラを使ったMIXスープに、合わせ味噌やたっぷりの野菜を中華鍋で炒め煮る札幌式で作る。徐々に溶け出すバターが、濃厚な味噌に芳醇な風味をプラス。

「味噌バターコーンラーメン」(830円)は、香ばしく炒めたタマネギや、ニンニクをたっぷり加え、肩ロースのチャーシューなどを盛ったボリューミーな一杯。スープによく絡む縮れ麺を使う。替え玉(150円)もある。

[二代目 えぞっ子]佐賀県伊万里市大坪町甲1385-6 / 0955-22-1950 / 11:00〜15:00、18:00〜21:00、日曜・祝日11:00〜16:00、17:00〜21:00(LO各15分前) / 木曜休み、不定休 (九州ウォーカー・九州ウォーカー編集部)

ラーメン処 のんちゃん / 「特製しょうゆラーメン」(700円)