この1年間でオープンした埼玉で話題の、こってり濃厚系3軒をラーメンウォーカー編集部が厳選セレクト

【写真を見る】国産小麦100%の自家製麺のラーメン用は中細。白コク旨ラーメン味玉入り810円

■ 背脂や辛味で個性を出した白赤黒のコク旨ラーメン「濃厚コク旨ラーメン ときすけ

2018年1月オープンの、鶏ガラと豚骨を強火で一気に炊き上げ、旨味とコクが凝縮された白湯(パイタンスープが自慢の店。看板のコク旨ラーメンは、背脂が浮かんだ「白コク」、辛さをプラスした「赤コク」、マー油入りの「黒コク」の3種類。中細の自家製麺が、とろみのあるスープをよく持ち上げる。

おすすめは鶏ガラを9時間煮込んだ鶏白湯スープに、豚骨スープを加えたこってり味の「白コク旨ラーメン味玉入り」(810円)。濃厚な鶏の旨味を背脂の甘味が包み込む。自家製麺はスープに負けず、コシもしっかりだ。

「味玉つけ麺」(864円)は豚骨スープに、鶏ガラと煮干しで旨味をプラス。節系の追いダシで魚介の香りを前面に出した濃厚なつけ汁を、太麺が受け止める。

■濃厚コク旨ラーメン ときすけ 住所:越谷市蒲生南町16-6 電話:048-915-1888 時間:11:00~15:00、18:00~23:00(LO22:30)、日11:00~ 21:30(LO21:00) 休み:日 席数:35席(カウンター5、テーブル30) タバコ:禁煙 駐車場:13台(無料)

■ 豚骨をじっくり炊いた横浜家系と環七系を味わう「らーめん 破ぐん星」(はぐんせい)

2018年5月オープンの同店は横浜家系風と環七系の2本立て。どちらも豚骨を乳化するまで煮出したスープがベースだ。家系風は背脂を加えずマイルドに、環七系は背脂をたっぷりふりかけこってりと。多くの店を渡り歩いてきた店主が、スープやタレの量を調整して個性の違いを表現している。

「破ぐん星麺」(850円)はバラチャーシュー2枚、味玉、ホウレン草、メンマ、海苔がのった横浜家系風ラーメンの特製版。パンチの効いた豚骨醤油が平打ち麺に絡み付く王道の味わいだ。

環七系の具材豪華版「チャチャチャ麺」(950円)も人気。麺は太めの縮れ。背脂が丼に雪のように散り、ビジュアル的にもまさにチャッチャ系。背脂のコクが前面に出た、まろやかな甘味が特徴だ。

らーめん 破ぐん星 住所:越谷市下間久里390-5 電話:090-3809-0259 時間:11:00~22:00(LO21:45)※材料がなくなり次第終了 休み:火(祝の場合翌日) 席数:19席(カウンター10、テーブル9) タバコ:禁煙 駐車場:10台(無料)

■ 丁寧に乳化させたスープに濃厚な旨味を感じる「麺処 いとこ」

2018年6月オープンの同店は、東京都練馬区にある「麺処いのこ」の姉妹店。本店同様の製法で、しっかりと脂を溶かし込むことで完成する濃厚な豚骨スープがこちらでも味わえる。飲んだ際の口当たりのよさを意識してまろやかに仕上げたスープは、多彩なメニュー構成を支える柱になっている。

「いとこラーメン(しょうゆ)」(1080円)は濃厚に炊き上げた豚骨スープに加水率高めの中太麺。大量に添えられたばら海苔がスープの印象を軽やかにする。お好みで味の濃さと麺の太さ、硬さをオーダーできる。

クリーミーな豚骨味噌スープに、エビのエッセンスを加えた人気のメニュー「えび味噌ラーメン」(820円)。エビの香りがアクセントとなり、濃厚なスープを最後まで飽きずに楽しめる。

■麺処 いとこ 住所:坂戸市緑町13-8 電話:049-290-2356 時間:11:30~ 14:30、18:00~翌1:00 休み:火 席数:9席(カウンターのみ) タバコ:禁煙 駐車場:なし(東京ウォーカー(全国版)・ラーメンWalker編集部)

店の前には13台分の駐車場がある