▽Aリーグ開幕節のメルボルン・ビクトリーvsメルボルン・シティが20日にドックランズ・スタジアムで行われ、2-1でメルボルン・シティが勝利した。メルボルン・ビクトリーの日本代表MF本田圭佑はフル出場して、1ゴールを記録している。

▽19日に開幕を迎えたオーストラリアのAリーグ。昨シーズン4位で終えたメルボルン・ビクトリーは、開幕節で同じ街のライバルである昨シーズン3位のメルボルン・シティと激突した。

▽今年8月にメルボルン・ビクトリーに入団したMF本田圭佑は、[4-2-3-1]の右サイドハーフでキャプテンとして先発。試合はメルボルン・ビクトリーが11分、ボックス右外でボールを持った本田がクロスを送る。これをケニーアティウが頭で合わせたが、枠を捉えることはできない。

▽さらにメルボルン・ビクトリーは18分、敵陣中央左でFKを獲得すると、キッカーの本田がボックス内へクロスを送るが、これは相手DFに跳ね返されてしまう。

▽それでも攻勢を続けるメルボルン・ビクトリーは28分に先制点を奪う。右サイドでボールを持った本田は味方にボールを預けて自身はゴール前へ。右サイドでのパス回しからオーバーラップしたストーム・ルーがクロスを送り、最後は中央で本田が競り勝ち、頭でゴール左へと押し込んだ。

▽先制点を奪ったメルボルン・ビクトリーは35分、味方のロングフィードのクリアボールを本田がボックス右手前で回収。相手を一人かわしてボックス右外からクロスを送り、テリー・アントニスがボックス左手前からトラップからシュートを放つが、これはGKガレコビッチの正面に飛んでしまう。

▽しかし直後、メルボルン・ビクトリーは、相手の反撃を受ける。36分、自陣ボックス右で仕掛けたフォルナローリに対して複数人でチェックに行くと、相手を倒してしまう。ボックス内ギリギリの位置でファウルを与えた中、最初はFKの判定が下されたが、直後に主審がVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)を実施。この結果、PKに判定が覆った。

▽そのPKではキッカーを務めたベレンガーのシュート。一度はGKトーマスが弾くも、右ポストに当たったこぼれ球をデ・ラエトに押し込まれた。

▽後半に入ると、勝ち越しを狙うメルボルン・ビクトリーが相手を押し込む。58分、ハーフウェイライン付近でボールを持った本田がドリブルでバイタルエリアに侵攻し、ボックス右へラストパス。走り込んだバーバルーゼスが右足を振り抜くが、ミートできず相手DFにクリアされてしまう。

▽さらに65分、本田のパスを敵陣中央右で受けたトロイージが左足でミドルシュート。しかし、左ポストに嫌われてしまい、勝ち越しゴールを奪うことができない。

▽このチャンスを決めきれなかったメルボルン・ビクトリー。すると70分、メルボルン・シティに逆転を許す。カウンターからブラッタンに右サイドでの持ち上がりを許すと、ボックス内へのスルーパスを通され、走り込んだマッグリーにゴールネットを揺らされた。

▽1-2と逆転を許したメルボルン・ビクトリーは、その後攻勢を強めたものの、最後まで同点ゴールは生まれず。そのまま試合は終了し、黒星スタートとなった。

メルボルン・ビクトリー 1-2 メルボルン・シティ
メルボルン・ビクトリー】
本田圭佑(前28)
メルボルン・シティ】
デ・ラエト(前40)
マッグリー(後25)

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