どうもあかりです。
「彼女のすっぴんが見たい」と男子はよく言いますけれど、これってもちろん「メイクをしてるときよりもすっぴんのほうがかわいいから」じゃないですよね。そういうことを思って「すっぴん見たいな」と言ってるわけじゃないです、決して。
むしろ「すっぴんがブスだから」こそ(ブスは極端な言い方ですが)、すっぴんに価値を見出している。要するに、彼女が「恥ずかしいもの」「本当だったら見せたくないもの」を自分に対して見せてくれることに、「信頼」とか「心を開いてる」とかいうのを感じ取れる。そしてその「信頼」とかって結局「それだけ彼のことが好きだから」なんだと受け取れるから、嬉しい。こういう構図ですよね。
この仕組みを踏まえると「すっぴん」以外にも彼に見せる価値のある「恥ずかしい」ってたくさんあることがわかってきますね。


■いびき

「隣で彼女がぐーぐーいびきかいて寝るのを見ると、『いびきかくんかい笑』って笑っちゃうんだけど、同時に、それだけ俺と一緒に寝てると安心してくれてるんだなーってほっこりした気持ちにもなる」(大学院生/24才)
「彼女のいびきを聞いたことがある」という男子は、実はとても多いわけですが、これはつまり「意外に私たちは、気づかぬうちにいびきをかいている」という不都合な真実にもなってしまうわけですね(笑)。
まあそれはさておき、彼から「さっき寝てる時いびきかいてたよー」なんて言われると、「うっそ!もう絶対に彼の前では寝ない。少なくとも、彼より後に寝て、彼より先に起きなくちゃ!」なんて気持ちになるのもわかるし、そうは言われたことがなくても、この記事を読んで「え、じゃあ私もいびきかいてるかもなのか……」と思ってしまった人もいるかもしれません。
でも、「すっぴん」同様、男子はみんな「彼女のいびき」に好意的です。知らない間にいびきをかいてしまったら、それはそれでいいじゃないですか。


■裸

「すっぴんは序の口で、結局男子は彼女の『裸』を見たいんだと思う」(公務員/25才)
「裸」がどうしてエロいのか。その問いに対して、私は面白い答えを聞いたことがあります。それは「好きな人の一番恥ずかしいものだから」というもの。
「一番恥ずかしいもの」という特別さが、「裸」というものの希少価値をあげている。たしかにこれは冒頭で説明した「男子がすっぴんを見たい」メカニズムと同じ。そして、「人に見せてはならない」レベルはすっぴんよりも裸のほうがはるかに上なんですから(すっぴんくらいなら知らないコンビニ店員になら見せてもいいけど、裸は無理ですね)、それを男子が一番特別と感じるのも納得ですね。
「部屋を完全に真っ暗にするのは、せっかくの裸が台無しだからやめておけ」というのも聞いたことがあります。いくら恥ずかしくてもせめて、小さい電気は一個つけとこう。


■弱い部分

「弱い部分を見せてくれた数だけ男子はその子に惚れる」(音楽関係/26才)
男子には、自分に対して仕事や恋愛の悩みを相談してきた女子のことをすぐに好きになっちゃう性質があったりします。
それは「か弱い部分を見せている最中の女子が単純にかわいい」からでもあり、そして同時に「そういう部分を見せることができるほど俺は信頼されている」という感覚があるからでしょう。
だからこそ、付き合った後に、自分に対して恋人が悩みや不安の相談をしてくれないことに私たちは男女問わず「俺(私)は信用されてない?」と危機感を抱く。精神的な部分でも、「恥ずかしい」ところを見せてあげることは重要なんですね。


■必死さ

「いつも重い人はさすがに嫌だけど、淡白すぎるのも嫌。ときどき好きが爆発してしまうみたいなのって、逆に愛おしかったりするよね」(メーカー/24才)
「重い」ことをおそれて、どれだけさみしいときでも「会いたい!」って伝えなかったりするのは考えものです。「軽い」は「重い」と同じくらいによくないものだったりするからです。
「軽すぎる」というのは、本来「好きな人」に対してであれば当然ある程度はあって当然の執着心や愛情が全く感じられない状態。ずっと会えなくても少しもさみしそうな様子を見せなかったり、バイバイするときにも悲しそうな様子をちょっとも見せなかったり。
「我慢しなくちゃ」と思って実際に我慢できる強い女子に多いのだけど、ときにはそういう気持ちを伝えて「好きゆえの必死さ」を見せてあげることって、「重くならない」ことと同じくらいに大切な「軽くならない」ための要素です。(遣水あかり/ライター)
(ハウコレ編集部)

あなたが見せた「恥ずかしい」の数だけ、彼はあなたを好きになっていく