元モーニング娘。吉澤ひとみ被告が酒気帯び運転でひき逃げ事件を起こしたことをきっかけに、皮肉にも脚光を浴びることとなってしまった、ハロー!プロジェクト(以下・ハロプロ)を代表とする、つんくファミリーのメンバーたち。ファミリーの中でも、ハロプロ全体のリーダーで、アイドルグループ「アンジュルム」のリーダーでもある和田彩花が代表して謝罪するなど、モーニング娘。以外のメンバーにも影響を及ぼしたようだ。今でも、つんくファミリーには多くのグループが存在するが、モーニング娘。全盛期の頃は、派生ユニット「プッチモニ」や「ミニモニ」など多くのユニットが存在していたことを懐かしく思う人も多いだろう。

 その中でも、つんくファミリーの一員として2000年にデビューし、3rdシングル『おっととっと夏だぜ!』でヒットを記録したEE JUMPは、最も悲しい結末を迎えたユニットの一つかもしれない。後藤真希の弟であるユウキソニンKEN(CDデビュー前に脱退)からなるユニットだが、ユウキ不祥事によりわずか2年で実質解散してしまった。ある意味、“不幸”に巻き込まれてしまったソニンだが、彼女は今何をしているのだろうか。

 「ユウキさんは、マネージャーに暴行を加えたことで謹慎となり、その頃からソニンさん一人で活動することも多くなりました。謹慎後にはEE JUMPとして再出発を図るのですが、当時15歳だったユウキさんのキャバクラ飲酒が発覚。2002年にEE JUMPは実質解散し、ソニンさんはソロデビュー。一方、ユウキさんは窃盗と建造物侵入の容疑で逮捕され、5年ほど服役しています。ソニンさんはもう一緒には活動していない時期の出来事ですが、この事実は、多少なりともソニンさんのイメージ低下に影響を与えたでしょう」(芸能記者)

 しかし、ソロデビューを果たしたソニンの人気も長くは続かず、今ではすっかりテレビで見かけない。だが、別の世界で精進しているようだ。

 「ソニンさんはEE JUMP解散後に本格的に舞台に力を入れ、今ではコンスタントに舞台で重要な役柄を演じています。ソニンさんは歌手から舞台女優にシフトしたというより、0から勉強をした努力家。2012年には文化庁新進芸術家海外研修制度という、合格率約20パーセントほどの制度に選ばれニューヨークに留学をしています。帰国後の2016年には演劇界の権威ある賞とも言われる菊田一夫演劇賞を受賞したほどの実力者です」(前出・同)

 ソニンの実力は多くの専門家にも認められ、演技力や歌唱力に加え、演技に対してストイックな姿勢も評価されている。自身のTwitterでは「あぁ舞台って本当に刺激的。人間の深く複雑な部分を詰めている」と舞台について語っているソニンだが、しっかりとした下積みがあるからこそ、この言葉を綴ることができるのだろう。

記事内の引用ツイートについて
ソニンの公式Twitterよりhttps://twitter.com/sonim_official

ソ\ニンの公式Twitterよりhttps://twitter.com/sonim_official