U-19アジア選手権初戦の北朝鮮戦、久保が均衡を破る超絶FK弾

 来年のU-20ワールドカップ(W杯)ポーランド大会の予選を兼ねたU-19アジア選手権が開幕し、日本は19日のB組初戦で北朝鮮に5-2と勝利を収めた。この日、試合を分ける重要な直接FKを決めたFW久保建英横浜F・マリノス)の活躍に、韓国メディアも反応している。

 前半に2点をリードしながら連続失点により2-2に追いつかれた日本は、後半20分、ゴールから約25mの位置でFKを獲得する。キッカーを務めたのは久保。力強く左足を振り抜くと鋭いカーブを描いた一撃は、ゴール右上隅に突き刺さった。これで再び試合の流れをつかんだ日本は、その後2ゴールを追加し、計5得点を決める快勝を収めた。

 日本に勢いをもたらす一撃を決めた久保に対し、韓国のサッカー専門サイト「インターフットボール」は「クボが幻想的なゴール」と見出しを打って特集。「最も期待された存在であるクボが幻想的なゴールを決めた。同点のバランスはクボによって崩された。センセーショナルな左足のFKが日本にリードをもたらした」と綴り、日本のエースへの賛辞を惜しまなかった。

 久保は2011年にバルセロナの下部組織に加入。15年3月にFC東京U-15に移籍し、17年にトップデビューを果たした。今夏にはプレー機会を求め、横浜FMへ期限付き移籍している。

 代表でも17年には、飛び級U-20W杯に出場。今大会はチームを引っ張る存在としてピッチに立っているが、日本を救う圧巻のFK弾に韓国も驚きを隠せない様子だ。


Football ZONE web編集部)

久保建英の芸術的なFKを韓国メディアも称賛している【写真:Getty Images】