敵地でレバークーゼンと2-2ドロー、原口は右ウイングバックでプレー

 日本代表MF原口元気と同FW浅野拓磨が所属する16位ハノーファーは、現地時間20日のドイツブンデスリーガ第8節で14位レバークーゼンと敵地で対戦し、2-2で引き分けた。原口はこの試合に移籍後初めて先発フル出場し、ドイツメディア「SPORTBUZZER」から高評価を受けた。浅野はベンチ入りするも出場機会はなかった。

 ハノーファーは前半25分、MFフロレント・ムスリヤのFKで先制するも、同34分に追いつかれる。後半9分にDFフェリペが決めて再びリードを奪い、このまま白星かと思われたが、同アディショナルタイム4分にレバークーゼンのMFカリム・ベララビにゴールを許し、勝ち点1の獲得に止まった。

 この日、3-4-1-2の左ではなく右サイドで出場した原口について、同メディアは採点こそ「3」と及第点(ドイツの評定は1が最高、6が最低)をつけたが、寸評では高く評価。「ハノーファーでこれまで最高のパフォーマンスだった。(FWボビー・)ウッドに対し、素晴らしい縦パスを2本通した。さらに守備でも信頼ができた。ゴールへの動きには欠けたが、それはポジションがそうすることを許さなかったからだ」と述べ、「ついにワールドカップ(W杯)の時のようなフォームに戻った」と、攻守における貢献を称えた。

 今夏のロシアW杯では、決勝トーナメント1回戦のベルギー戦で、名手GKティボー・クルトワから1点を奪っている原口。10月シリーズで日本代表に復帰し、12日のパナマ戦(3-0)では先発フル出場し得点にも絡んだ。ハノーファーでもこのまま調子を上げ、アンドレ・ブライテンライター監督の信頼をつかんでいきたいものだ。(Football ZONE web編集部)

移籍後初のフル出場を果たした原口【写真:Getty Images】