マンチェスター・Uを率いるジョゼ・モウリーニョ監督が、同点弾を喜ぶチェルシーコーチに激怒したことについてもう問題はないと語った。21日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。

 プレミアリーグ第9節が20日に行われ、マンチェスター・Uチェルシーが対戦。試合は前半、チェルシーアントニオ・リュディガーのゴールで先制したが、後半にアントニー・マルシャルが2得点を挙げ、逆転に成功した。しかし、後半アディショナルタイムにロス・バークリーが値千金の同点弾を決め、試合は2-2で終了した。

 問題の場面はバークリーの得点後に発生した。同点弾に喜びを爆発させたチェルシーコーチであるマルコ・イアーニ氏が、モウリーニョ監督の目の前でガッツポーズ。さらに何か言葉を口にしたことで、モウリーニョ監督が激昂し、両軍入り乱れる騒動に発展した。

 試合後、この場面についてモウリーニョ監督は、「私は何についてもイラついてはいない。(マウリツィオ)サッリがすぐに私のところに来て、内部で問題を解決すると言った。そのあとにアシスタントコーチも私のところに来て謝罪した」と語り、次のように続けた。

「私は彼に、もし本当に悪いと思って謝罪する意思があるのなら、もちろんそれは受け入れる。そして忘れようと言った。私もこれまでのキャリアで多くの過ちを犯してきたから、たった一度の過ちで彼を終わらせるつもりはない」

 一方、チェルシーのサッリ監督は、「正直言って見ていなかったが、ジョゼとは話をしたよ。もちろん、そのあとには私のスタッフとも話をした。こちら側が明らかに悪いと思ったからね。すぐに解決しなければいけなかった」と振り返った。

チェルシーのコーチに激昂したモウリーニョ監督 [写真]=Getty Images