ダウンタウン・松本人志(©ニュースサイトしらべぇ

21日放送の『ワイドナショー』(フジテレビ系)では、南青山に建設予定の児童相談所を巡る問題が取り上げられた。

■児相建設の説明会が紛糾

2021年4月に完成予定であり、総事業費100億円以上とされる児童相談所建設の説明会で反対派が辛辣な言葉を投げかけたことが報道され、関心を集めている。以下は、反対派の発言の一部。

「なぜ、法に触れるような触法少年の施設を作らなきゃならないか」

「このあたりのランチ単価が1600円」

「港区の価値が下がる」

「田町なんか広いとこいっぱいあるじゃん」

参加者100人のうち反対派は10人ほどでごく一部だが、強烈な発言ばかりである。担当者は説明を続けていくという。虐待相談の対応件数は2017年度で全国13万件を超えて過去最多の現状がある。

■古市憲寿、児相建設反対派に違和感

今回の騒動にコメントを求められた古市が、児童相談所が足りない実態を語り始める。

「人口比でいえばイギリスの半分ぐらいしか無くて、児童相談所の数は全然足りない。だから増やしていくべき時期で、今までは東京都のくくりでしか作れなかったのが、特別区でも作れるようになった。

それで港区が作ろうとして、ようやく見つかった土地がここだった。港区もわざわざ高いところに作ろうとしたわけではない。

それを反対するのは何か。素行の悪い少年との言葉がありましたが、基本的には虐待にあった子供たちが緊急避難的に使う場所。

東京都には、南青山の他に10箇所の児童相談所がありますが、近隣住民からの反対はあまりない。誰かが焚き付けて反対運動を起こしたように見える」

地元住民の総意と呼ぶには、確かに少数過ぎる意見である。「田町にしろ」発言に対して的場浩司が「田町の人に殴られますよ」と不快感を露わにする場面も。

■ネットでは反対派の意見に怒る人ぞくぞく

過激すぎる反対派の言動によって、「南青山の住民はお貴族様か」と怒りを露わにする声は大きい。

■大多数の「まともな住民」を憐れむ声も

建設反対派の暴言で、ネガティブ・キャンペーンの影響を受ける地元住民たちの状況に同情する声もある。実際、説明会の反対派の割合は一部少数だった。

地元住民の中には「南青山は寛容な土地柄。児相歓迎」の声を上げる人も居た。

■松本人志、反対派は的外れと意見

反対派の意見にまったく同意できない松本人志

「言ってることが米軍基地問題と一緒にされてる感じがして…、僕は米軍基地は日本から一つもなくていいと思いますけど。こういう児童相談所のような施設はたくさんあったほうがいいと思うから」

児童相談所に関してはどんどん増やすべきとの意見が松本にはあるようだ。「ただ、南青山の土地柄は施設と合わないかもしれない」と話を続ける。

「たまたま、南青山を歩いたんですけど。この人達とは言ってる意味とは違う意味で、夜はBARがあったりする場所なので子供たちがウロウロするのはどうかと思う。ただ一等地だからなんたらかんたらは的外れ」

松本の施設建設反対派の意見はズバッと斬る方向は揺らがないようだ。

■虐待経験を受けたことのある人の割合は

(©ニュースサイトしらべぇ

しらべぇ編集部が全国の20~60代の男女1,328名を対象に「虐待」について調査を実施したところ、全体でおよそ8人に1人が「両親から虐待を受けたことがある」と回答。

虐待を受ける子供たちの避難場所は多ければ多いほうがいいのは道理だ。虐待がなくなることは理想だが、現実として今傷つく子供たちのためにも、より多くの施設が建設される未来が見たい。

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(文/しらべぇ編集部・モトタキ

【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」 調査期間:2017年11月17日~2017年11月20日
対象:全国20代~60代の男女1,328名(有効回答数)

松本人志、南青山児相建設反対は的外れと指摘 「米軍基地じゃあるまいし」