(©ニュースサイトしらべぇ

北陸では『のどぐろ北海道なら『いくら』や『うに』など、日本の寿司は地域により、寿司種の種類もさまざまだ。

海外だとサーモンが圧倒的な人気だが、フィンランドの寿司店『HIMO』では、日本では絶対に食べられない寿司種があった。

■トナカイのにぎりを提供

(©ニュースサイトしらべぇ

その寿司種とは、なんと『トナカイ』。サンタクロースのソリを引くことでおなじみ、あのシカっぽい生き物のトナカイである。

店のメニューではサーモン4貫8ユーロに対し、トナカイ(Raindeer)は、4貫12ユーロ(1600円弱)とかなり高額。

日本なら回転寿司で本マグロ大トロやウニなどの高級ネタも注文できるお値段だが、どれだけ美味しいのだろうか? さっそく注文することにした。

■見た目が完全にアレ

(©ニュースサイトしらべぇ

数分後出てきたトナカイにぎりの見た目は…こ、これは完全に犬のう〇こやんけ! 肉の色が茶色いので、まったく食欲がそそられない。

(©ニュースサイトしらべぇ

ただ、鮮度が悪いのかというとそうではなく、臭みはまったくない。ネタでシャリが完全に隠れているのでう〇こ感がスゴいことになっているが、炙って薬味をのせたりシャリが出るように握れば、おいしそうなビジュアルになりそうだ。

■肉がウマいので悪くない

(©ニュースサイトしらべぇ

気を取り直して食べてみると、トナカイの肉自体はあっさりしていて非常に美味。馬肉の赤身をちょっとワイルドにしたような味である。ただ、やっぱりご飯がぎちぎちなので、マズくはないものの寿司としての完成度は低いと感じた。

(©ニュースサイトしらべぇ

あくまで日本人向けにする場合の改善点をあげるとしたら、シャリの握り方のほかには醤油が普通の醤油なので、肉のワイルドさを緩和するため九州の甘露醤油にしたり、薬味をショウガにすればよりウマくなると思う。

■さらに味を良くしてほしい

(©ニュースサイトしらべぇ

余談だが、焼きそばを注文したらなぜかパクチーが大量にふりかけられていてライムが添えられていたところに、やっぱりな…と思った。

寿司店としてはいまいちだが、現地在住の日本人いわく、フィンランド人には非常に好評なレストランとのことだったので、日本食の味をさらに高めてほしいと願うばかりである。

■世界の庶民派寿司しらべぇ「ランク別店舗一覧」

【日本の同価格帯の店と同レベルかそれ以上に美味】

イギリスあたりや』(10ユーロの丼が最高)

・韓国『すし孝』(韓国の寿司王が握る韓国最高級の寿司)

・アメリカ『KURA Revolving Sushi Bar』(くら寿司のアメリカ版)

【日本の店よりは味・価格のいずれかが劣るが悪くない】

フィンランドFreija Kissakahvila』(猫カフェ

フィンランド『HIMO』(トナカイにぎりが名物)

インドSUSHIYA』(野菜ロールがおススメ)

ドイツJapan Sushi gourmet』(1貫1ユーロ均一寿司)

・ドバイ『SUSHI COUNTER』(ドバイ庶民派寿司ではトップクラス)

・ドバイ『Manga Sushi』(アラブのJKが接客?)

【マズくていいから寿司を食べたいとき以外はやめたほうがいい店】

・中国『万歳寿司』(ドリアンロールが激マズ)

・アメリカ『WHOLE FOODS MARKET』(名前が不謹慎なスーパーのにぎり)

イギリスうまい寿司』(名前に反してウマくない)

カタール飲茶』(得体の知れない魚卵を使用)

フィンランド大中華』(チャーハンはウマい)

【食べると体内の危険信号が真っ赤に点滅する店】

・アメリカ『サンアントニオナンバーワンの寿司』(ネタの鮮度がとにかくヤバい

フィンランドスーパーのフランス産冷凍寿司』(とてつもないマズさに1口で吐く)

・合わせて読みたい→吐くほどマズい! フランスの「冷凍寿司」が日本人殺しの味

(取材・文/しらべぇ編集部・熊田熊男

見た目が完全にアレ… 「トナカイにぎり」を出すフィンランドの寿司店『HIMO』がスゴい