モナコは20日、リーグ・アン第10節でストラスブールと対戦し、1-2で敗戦した。同試合後、監督としての初陣を落としたティエリ・アンリ監督が初采配試合を振り返った。フランス『レキップ』が伝えている。

▽開幕戦での勝利以降、10戦未勝利でレオナルド・ジャルディム監督を解任したモナコは、代表ウィーク期間中にクラブOBで元フランス代表FWのアンリ監督を新指揮官に招へいした。

▽そして、アンリ監督は初采配試合としてストラスブールとのアウェイゲームに臨んだ。立ち上がりの17分に相手FWのA・トマソンの正面を突いたヘディングシュートをGKセイドゥ・シーが痛恨のファンブル。いきなりビハインドを背負った中、37分にはキャプテンのFWファルカオが負傷交代を強いられる。

▽さらに67分には途中投入のFWグランサーが不必要なファウルで一発退場に。その後、相手のカウンターから追加点を献上すると、試合終了間際にMFティーレマンスのPKで1点を返すも1-2の敗戦。モナコアンリ監督の初陣を飾ることができず、公式戦11試合未勝利となった。

▽同試合後、アンリ監督は数々の苦難に見舞われた自身の初陣を振り返っている。

「簡単ではなかった。最初は取り組んできたことを形にしようとしたが、その後にあんな失点をしてしまった。とりたてて説明する必要のない、個人のミスだった。ただ、誰であろうとプレーヤーを非難するようなことはしたくない」

「そこから流れを変えようと奮闘したが、残念ながらグランサーが退場となり、その後はさらに難しくなった。しかしプレーヤーたちは頑張ってプレーし続けた」

「確かにネガティブな結果だが、ポジティブさを保ちたい。こちらの流れになっていた可能性もあったが、実際は違った。ファルカオを早い段階で失ったのも想定外だった」

▽なお、アンリ体制初勝利を目指すモナコは24日に行われるチャンピオンズリーグ(CL)グループ第3節でクラブ・ブルージュと対戦する。

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