▽元ルート・フリット氏が、現在のチェルシーについて言及している。イギリス『デイリー・メール』が伝えた。
▽現役時代にチェルシーで引退し、晩年には選手兼監督を務めたこともあるフリット氏。外国人監督としてはクラブ史上初めてFAカップを獲得した元オランダ代表は、現在のチームの重鎮であるMFエデン・アザールとMFウィリアンがFWアルバロ・モラタを信用していないのではないかという見解を示している。
▽モラタは昨夏にレアル・マドリーからスペイン人史上最高額ともいわれる移籍金でチェルシーに加入。昨季序盤こそコンスタントに得点していたが、ある時を境に得点力が激減。リーグ戦11ゴールにとどまり、本人は「謎のケガが原因」と語っていた。
▽そして今季は第9節を終えた時点で2得点。フリット氏はこの現状について持論を展開した。
「彼のチームメイトは彼がゴールを取るための動きはしていない。最悪なのはウィリアンやアザールがいつもドリブルで仕掛けるしかないこと。なぜなら彼らはモラタを信用していないからだ」
「クロスを送ることもあるが、『モラタはどこにいるんだ?』と思うことがある。彼は必要な場所にいない。だから彼らは信用することができないんだ」
▽20日に行われたプレミアリーグ第9節のマンチェスター・ユナイテッド戦でも、前半に一度決定機を外しているモラタ。イギリスメディアによると、チェルシーはインテルのFWマウロ・イカルディやミランのFWパトリック・クトローネを注視していると言われており、今後の動きに注目が集まるところ。同クラブもマウリツィオ・サッリはモラタについて「彼は“練習では”もっと上手」とコメントしており、試合でのパフォーマンスには満足していない様子だ。
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