セリエA第9節、インテルvsミランミラノ・ダービーが21日に行われ、1-0でインテルが勝利した。

▽前節SPAL戦ではエースのイカルディのドッピエッタで2-1と競り勝ってリーグ戦4連勝とした3位インテル(勝ち点16)は、チャンピオンズリーグ(CL)のバルセロナ戦を3日後に控える中、現状のベストメンバーで臨んだ。

▽一方、前節最下位のキエーボにこちらも新エースのイグアインのドッピエッタなどで3-1と快勝して今季初のリーグ戦2連勝とした10位ミラン(勝ち点12)も、現状のベストメンバーで臨んだ。

▽立ち上がりからハイプレスをかけたインテルに対し、後方からボールをつなぐミランはスソとチャルノールがミドルシュートを浴びせて牽制していく。

▽ハイプレスを続けるインテルは12分、イカルディがブロゾビッチのクロスボールに合わせてネットを揺らすも、惜しくもオフサイドに阻まれた。さらに22分、FKの流れからペリシッチのヘディングシュートが枠の右を捉えたが、GKドンナルンマセーブされた。

▽流れを引き寄せかけていたインテルだったが、30分にビリアのタックルを受けて左足を負傷していたナインゴランプレー続行不可能となり、ボルハ・バレロが投入された。

アクシデントに見舞われたインテルだったが、34分にもゴールに迫る。CKの流れからデ・フライの左足ボレーが右ポストを直撃した。直後にもヴェシーノのミドルシュートでGKドンナルンマを強襲したインテルが、引き続きペースを引き寄せる。

▽劣勢のミランは42分、スソのクロスに合わせたロマニョーリのシュートがネットを揺らすも、こちらも惜しくもオフサイドに阻まれ、前半をゴールレスで終えた。

▽質の高い前半を終えて迎えた後半もインテルが押し気味に試合を進める。しかし、ミランの集中した守備の前にGKドンナルンマを脅かすようなシュートシーンは生み出せず、時間が経過していった。

▽引き続き押し込むインテルは70分、ペリシッチに代えてケイタをそのまま左サイドに投入する。対するミランチャルノールに代えてクトローネをそのまま左ウイングに投入した。

▽終盤にかけてはミランが盛り返していた中、試合終了間際の追加タイム2分にインテルに劇的なゴールが生まれる。右サイドからのヴェシーノのクロスをGKドンナルンマが被ると、イカルディがヘディングで流し込んだ。これが決勝点となってインテルが勝利。今季最初のダービーをエースのゴールで制し、リーグ戦5連勝としている。

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