レアル・マドリーフレン・ロペテギ監督(52)を解任した場合、カスティージャ(Bチーム)を率いるサンティアゴ・ソラーリ監督(42)を引き上げる可能性が高いようだ。スペインマルカ』が報じた。

▽今シーズンから始まったロペテギ体制のマドリー。最初の公式戦でアトレティコ・マドリーに敗れてUEFAスーパーカップのタイトルを失い、リーガエスパニョーラでも直近の4試合で1分け3敗、チャンピオンズリーグ(CL)でもグループG第2節CSKAモスクワ戦で初黒星を喫した。さらに、1-2で敗北したリーガ第9節レバンテ戦で連続無得点時間480分を記録。不名誉なクラブワースト記録を打ち立てた。

▽当然ながらロペテギ監督の解任が取り沙汰されており、アントニオ・コンテ氏やローラン・ブラン氏などトップクラブを率いた経験のある人物が後任候補に挙げられている。しかし、マドリー寄りで知られる『マルカ』は、元マドリーの選手でもあるソラーリ監督が最有力だと報じた。

▽2000年から2005年までマドリーに所属して公式戦208試合22ゴール14アシストの成績を残したソラーリ監督は、現役引退後の2013年にマドリーユースで指導者としてのキャリアをスタート。2015年にU-18チームで監督デビューを飾って以来、順調にカテゴリーを持ち上がり、2016年からはカスティージャを指揮している。

▽また、これまで第一候補と見なされていたコンテ氏に関して、記事はドレッシングルームの管理能力不足を指摘。チームに混乱を招くのではないかと疑問視している。

マドリーは28日にリーガ第10節バルセロナ戦を控えているが、早ければロペテギ監督が23日のCLグループG第3節ヴィクトリア・プルゼニ戦を前に解任される可能性も。とはいえ、ソラーリ監督をトップチームに据える場合には来年6月まで招へいを待ち、長期政権に移行していく構想もあるようだ。

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