近い将来、女優やモデルといった分野の最前線で活躍していくであろう10代の美少女たち。そんな彼女たちの魅力を読者に知ってもらうべく、週プレNEWS&週プレモバイル連動の連載『微熱少女』がスタート!

毎週月曜日に、週刊プレイボーイが注目した美少女が登場するこの連載では、撮り下ろし写真とロングインタビューで彼女たちの魅力をお届けします。

第1回目は、現在『ハラスメントゲーム』(テレビ東京)や『僕とシッポ神楽坂』(テレビ朝日)といった2本のテレビドラマに出演中の若手女優・喜多乃愛(きた・のあ)ちゃん!

インタビュー前編となる今回は、彼女の幼少期の話や、芸能界に入った意外な経緯などにせまります!

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――今回は、新連載『微熱少女』の記念すべき、ひとり目としてご出演いただきありがとうございます。さっそくですが、撮影の雰囲気はいかがでしたか?

喜多 最初は緊張してたんですけど、にこやかな現場でだんだんと気持ちもほぐれてきて、楽しめたのでよかったです。

選んでいただいた分、女優としてもっと頑張らないといけないなって思うし、同世代で頑張っているコたちにも負けないように成長したいと思いました!

――いきなりの決意表明、ありがとうございます。さっそくですが、今クールもちょうどドラマに出ているんですよね? どんな役をされているんですか?

喜多 『ハラスメントゲーム』では、主演の唐沢寿明さんの娘で、すごくイマドキな明るい性格のコを演じています。あと、もう1本、『僕とシッポ神楽坂』というドラマにも出させていただいていて。こっちは小さい頃から身体が弱くて、あんまり外に出ずに、お家でペットと遊んで過ごしてきたコの役をしています!

――すごい両極端な役柄を演じているんですね。ちなみに、小さい頃の喜多さんはどんなコだったんですか?

喜多 『僕とシッポ神楽坂』とは真逆というか、家にいられない、外でばかり遊びたがるコでしたね。かくれんぼしたり、縄跳びしたり。なかでもドッジボールが大好きでした。

私が通っていた小学校は週に1日だけ、掃除をしない日があって。その分、昼休みが長くなるんですけど、友達といつも、ドッジボールかケイドロ(※鬼ごっこの一種。警察役と泥棒役に分かれる)のどちらかをしてました。私はドッジボール派で、いつも「絶対にドッジボール!!」って言ってました。

――なんですか、その"ドッジボール愛"?

喜多 いや、私、なんだかわからないんですけど、鬼ごっこで追いかけられるとツボに入っちゃって、笑いすぎて走れなくなるんですよ。だから鬼ごっこはあんまり......。だったらドッジボールしよう、って(笑)。

――意外な理由です(笑)。今日も撮影からインタビューまでずっと笑顔ですけど、当時からよく笑うコだったんですね。ほかに、当時のことで覚えていることは?

喜多 習い事をいっぱいやってました。物心がつく前から、ふたつのダンススクールに通っていて。小学校の途中からは書道と水泳と、普通の勉強塾と英語塾と......あと、ピアノもやってました。

――ということは、週7で習い事ですか? 遊ぶヒマ、ゼロじゃないですか!

喜多 そうなんですよ、本当に忙しかったです。ダンス以外は全部、自分から「やりたい!」って言い出して始めたんですけど。

毎日忙しすぎて、最終的には親に「めんどくさい! もう辞めたい」って言って。でも辞めさせてくれない親に、「なんで?」って怒ってましたね......(笑)。

――気持ちはわかりますけど、ご両親からしたら「自分がやりたいって言ったんだから、当然」と思ってますよ(笑)。その多忙な生活はいつまで続いたんですか?

喜多 中学に入るまでは頑張って続けました。で、中学に入ったときに、通うのはダンススクールだけにしぼって、学校ではテニス部に入って。その頃は、本っ当に日焼けで真っ黒でしたね。日焼け止めを塗っても塗っても焼けていくので、3年生になる頃には、諦めて一切塗らなくなってました(笑)。

――運動部女子あるあるですね。えー、今のところ芸能っぽい話は一切出てきていませんが、そんな"運動女子"が、どうして芸能界に?

喜多 ちょうど真っ黒に日焼けしていた中3の夏ごろなんですけど、学校から帰ったら、妹が「研音っていうところから電話があったよ」って言うんです。「なんで?」って思って、私のあとに帰ってきたお母さんに聞いたら「あっ、そういえば応募してたかもしれない」って。

知らぬ間に親がオーディションに応募していて、書類審査が通ったところでそれを初めて知る、という(笑)。

――「お姉ちゃんが勝手に」みたいな、有名なケース! まさか実在していたとは!

喜多 本当に"まさか"ですよね(笑)。自分も、自分の知らないところで受けているとは思わなかったので、聞いたときに「ええええ!!」って叫びましたもん。

――それは、ビックリしますよね! でも、普通の人は「そんなオーディション、知らないよ! 受けないよ!」となる気がします。

喜多 もちろん「自分なんかが受かるはずがない!」と思いましたし、「行きたくない!」って抵抗もしました(笑)。

でも、逆に「せっかくのチャンスだ」とか「記念受験!」ってことも考えて。「この体験を忘れないようにしよう」って思いながら、オーディションに行きました。

――開き直って、腹をくくって臨んだ、と。

喜多 でも当日、お腹が痛くなるくらい緊張してました(笑)。マネージャーさんがずらーっと揃っているところで、ダンスやお芝居を見せなきゃいけなかったんですけど、セリフが全部、真っ白に飛んじゃって。

オーディションの進行の方が、セリフの一部を言って助け舟を出してくれたとき、「あ、終わった。完全に落ちた」って思いました。結局、なんとか合格して、それから1年間お芝居のレッスンに参加させてもらうことになりました。

――事務所の方の"原石"を見る目もすごい! こうして、女優・喜多乃愛が誕生したわけですね。

でも、それまではずっとダンスやスポーツをしていたわけじゃないですか。いきなりお芝居の仕事をすることになって、違和感はありませんでした?

喜多 レッスンに参加して思ったんです。ダンスをやっているときも、よく発表会でステージに立ってたんですけど、「自分を表現することは、ダンスもお芝居も一緒なんじゃないか」って。両方とも、人によって答えが違うし、すぐに「奥が深くて、ダンス以上に面白い!」って感じて。この世界で頑張ろうって思いました!

●来週月曜日(10月29日)配信の後編に続く。

(スタイリング/牧野香子 ヘア&メイク/青山佑綺子[NICOLASHIKA])

●喜多乃愛(きた・のあ)
2000年5月18日生まれ 埼玉県出身 身長160㎝
◯2017年、『あなたのことはそれほど』(TBS)で女優デビュー。今クールは『ハラスメントゲーム』(テレビ東京系)、『僕とシッポ神楽坂』(テレビ朝日系)と2本の連続ドラマに出演。東進全国統一高校生テストのCMにも出演中。最新情報は公式Twitterにて【@noa_smile_518】公式Instgram【@kitanoa_official】

★喜多乃愛ちゃんのアザーカット、そして撮影時のメイキング動画が『週プレモバイル』でご覧いただけます!

取材・文/アオキユウ[short cut] 撮影/松岡一哲

現在、2本のテレビドラマに出演中の喜多乃愛ちゃん