飲酒運転

(Lecic/iStock/Thinkstock/写真はイメージです)

22日、青森県警は自動車運転死傷処罰法違反の疑いで30代の男を逮捕した。男は9月に国道101号にて酒を飲んだ上に130kmと大幅に速度超過した状態で車を運転。4人の死亡者に加えて4人の重軽傷者を出す、多重事故を引き起こしていた。

■飲酒し時速130kmで暴走

県警発表によれば、男は9月22日午前1時ごろ、青森県つがる市内の国道101号線にて、酒によった状態で車を運転。

制限速度50kmを大幅に超過する、時速130kmで車を走行させた上で、前を走っていた夫婦が乗った車に激突。そのはずみで対向車に正面衝突し、合わせて4人の死亡者、4人の重傷者を出す、多重事故を引き起こしたという。

事故を起こした男も重傷を負っていたが、同県警発表によれば、男の十分な回復が見込まれたため、逮捕に踏み切ったのとのこと。併せて車に同乗していた別の30代の男も、飲酒運転であることを知りながら運転を依頼したとして、道路交通法違反で逮捕されている。

■厳罰を求める声も

今回の報道を受け、ネット上では怒りの声が相次いで寄せられるとともに、厳罰を求める声も上がっていた。

「青森の飲酒運転の事故ひどすぎる…」

「飲酒運転の事故は、もう、極刑しかないよね。亡くなった方、ご冥福をお祈りします

「極刑がダメなら1度でも飲酒運転した人やお酒で周りに迷惑かける人にチップ埋め込んでアルコール検出されたら自動的に通報されるようなシステムあってもいいんじゃないかと思う」

■被害夫婦によせられた中傷に怒りの声

今回の事件は当初、男の乗っていた車を含め、4台が絡む多重事故だったということもあってか、情報が錯そう。一時は被害夫婦が飲酒運転を行っていたかのような憶測が飛び交い、夫婦に対して、事実無根の中傷がよせられる事態にもなっていた。

被害者に寄せられた心無い声に対し、ネット上では怒りの声が上がっている。

「飲酒運転した方は生きてて、被害者側は亡くなった後も誤解で中傷受けるとか…酷いな…」

「被害者やそのご家族を冒涜するだけでなく、知らない人にまで悪印象を与える」

「確実な情報を確認もしないで間違った義憤と正義で人を攻撃する奴は、発言も閲覧もする資格も能力もない」

亡くなられた方の冥福をお祈りするとともに、一部の誤った情報や、心ない声によって被害者が再び虐げられるようなことが今後起こらないよう願いたい。

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(文/しらべぇ編集部・小林 たかし

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