アーセナルを率いるウナイ・エメリ監督は元ドイツ代表MFメスト・エジルの代表引退についてコメントを残している。21日にイギリス紙『テレグラフ』が報じた。

 エジルは2018 FIFA ワールドカップ ロシア後にドイツサッカー協会と人種差別問題が原因で不仲となり、代表引退を発表。一部のファンや、報道陣には同国の予選敗退の敗因を理不尽にも押し付けられた。

 そんな批判的なファンもいた中、同選手の代表引退はサッカー界にに惜しまれた。しかし、エメリ監督はエジルの引退を前向きに捉えている模様。

 同監督は次のように語った。

「選手にとって、2つの違う環境でプレーすることは難しい。クラブではこのような指示が出ているのに、代表チームでは異なった指示が出ていることなどよく生じている」

「エジルにとって代表チームでプレーできなくなることはとても悲しい決断だったであろう。しかし、その分クラブでのサッカーに集中することができるに違いない」

エジルはドイツ代表を引退した [写真]=Getty Images