『週刊プレイボーイ』45号で、初めて水着グラビアに挑戦した芋生悠ちゃん
『週刊プレイボーイ』45号で、初めて水着グラビアに挑戦した芋生悠ちゃん

デビュー約3年で数々の映画やCM、舞台に出演する芋生悠(いもう・はるか)ちゃん。『週刊プレイボーイ』45号(10月22日発売)で初めて水着グラビアに挑戦した、次世代ミューズの素顔は?

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──すでに若手女優として目覚ましい活躍の芋生さんですが、芸能界を目指したきっかけは?

芋生 中学校で絵画に目覚めて、高校では美術コースに進学したんです。鏡を見ながらひたすら自画像を描くという高校生活だったのですが、そのなかで自分の内にある"何か"を外に向けて表現することの楽しさを実感して。「もっと別の方法でも自分を表現してみたい」と思ったとき、「JUNON produce Girls CONTEST」を見つけて応募しました。

──それまでは演技も未経験だったとか?

芋生 2014年の「JUNON」最終選考で『ロミオとジュリエット』の朗読をやったんですが、それが演技初体験(笑)。そのときスポットライトを浴びながら台本を読んでいたら、ゾワッとこみ上げてくるものがあって。その瞬間「私は役者がしたいんだ」って直感でわかったんです。

──ほかにも書道や空手、長距離走、百人一首かるたなど、多彩な趣味や特技を持っていますよね。

芋生 新しいことに挑戦することが好きなんです。今振り返ってみると、ジャンルは違えどすべて自分を表現する手段として選んできたものなのかも。今は演技を日々勉強中ですが、これまで学んできたことがお芝居に役立つときもきっと来るんじゃないかなと。

──今回のグラビアでは水着初挑戦。撮影はどうでしたか?

芋生 私、性格とかけっこう男のコっぽいんですよ。でも『週プレ』に載るとなったら、女性のかわいらしさとか、色っぽさを表現したいなって思い、過去の『週プレ』を読んで研究しました。編集さんやカメラマンさんと一緒にストーリーを組み立てながらつくっていくのが楽しくて、それもグラビアの魅力だと感じましたね。

──グラビアも表現のひとつである、と。さすがの女優魂ですね! とはいえ上京してまだ2年半、地元・熊本が恋しくなることもあるのでは?

芋生 東京に来たのが熊本地震(16年4月)の5日前だったんです。ニュースで知って慌てて実家に電話したら、「ドラマや映画で悠を見るのがエールになるから、こっちの心配はせずに東京で頑張って」って、両親から逆に励まされました。

だから今はまだ、あえて地元には帰らないように努めています。私が女優として活躍することが、地元を応援することにもつながるってわかったので。

──信念がしっかりしすぎてて20歳とは思えない! では、最近の楽しみはなんでしょう?

芋生 銭湯です。東京って銭湯が文化として根づいていて、地域の社交場としても面白いんですよ。

──渋い趣味をお持ちですね。

芋生 来年上演の舞台で着物を着るので、役作りのために普段から浴衣を着て過ごしているんです。その格好のまま銭湯に行くと、おばちゃんたちに「こう着たほうがかわいいよ」「ここズレてるわよ」ってアドバイスしてもらえて、着こなしの勉強にもなりますし。

──日常から役に入り込むとは、すごい徹底ぶりですね!?

芋生 いえ、まだ人生経験もそんなにないので、役作りには苦労してます。特に、(ヒロイン役の)映画『恋するふたり』(19年春公開予定)では、経験したことのないドロドロした恋愛模様が描かれているので、演じがいもありますがかなり大変。想像だと深い演技にならないので、とにかくいろんな人に話を聞きまくってますね。

──「最近ドロドロしてる?」みたいな?

芋生 はい(笑)。実体験を聞いて吸収して演技に反映させるのがよりリアルになりますから。これからも演技を磨いて、いずれはハリウッド映画にも出演してみたい。スポーツが得意なので、運動神経を生かして大好きなマーベル作品にヒロインとして出られたら最高ですね。

芋生悠(IMOU HARUKA
1997年12月18日生まれ 熊本県出身 身長164
○気鋭の若手映画監督、石橋夕帆が初めて挑んだ長編映画『左様なら』(11月公開予定)で主演。映画『恋するふたり』(2019年春公開予定)でもヒロインをつとめる。ファースト写真集『はじめての舞台』が発売中。公式Instagram【@imouharuka

(スタイリング/田中あゆ美 ヘア&メイク/エノモトマサノリ)

撮影/矢西誠二 取材・文/結城紫雄

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