シーマン、ツェフら個性派揃いがランクイン
イングランドのプレミアリーグは1992年のリーグ改編に伴い、フットボールリーグから分離して新たに設立され、今年で27年目のシーズンを迎えた。数多くの名選手がリーグを盛り上げてきたが、なかでも各クラブのゴールマウスを守ってきたGKは個性派揃いだった。英サッカー専門誌「フォー・フォー・トゥー」は「プレミアリーグ史上最高のGKランキング」を選定。元イングランド代表GKデビッド・シーマンや、アーセナルの元チェコ代表GKペトル・ツェフらを抑えて1位に選ばれたのは――。
アメリカ代表GKとして3度のワールドカップに出場したブラッド・フリーデル(7位)や、アイルランド史上最高のGKと呼び声高いシェイ・ギブン(6位)らもランクインするなか、トップ5には錚々たる顔ぶれが並んだ。
5位には、当時マンチェスター・ユナイテッドを率いていたアレックス・ファーガソン監督が「彼は私が契約した中でも最高の選手の一人」と評した元オランダ代表GKエドウィン・ファン・デル・サールが入った。4位には、ユナイテッドの現役守護神を務めるスペイン代表GKダビド・デ・ヘアが選ばれた。
ここからアーセナルに所属した選手たちが続く。3位は印象的なポニーテール姿で「Mr.セーフハンド」と称されたシーマン。アーセン・ベンゲル監督の作り上げた攻撃的なチームにおいて最後尾で守備を支えた。
また、チェルシー時代に5度のプレミアリーグ制覇を成し遂げ、アーセナルの現役守護神を務めるツェフは、惜しくも2位となった。
ユナイテッドで栄光のキャリアを過ごした守護神が1位
豪華な顔ぶれが並ぶランキングで1位となったのは、現レスター・シティの守護神を務めるデンマーク代表GKカスパー・シュマイケルの実父ピーター・シュマイケルだ。
ユナイテッドで共闘した元ウェールズ代表FWライアン・ギグス氏は「ピーター・シュマイケルは私が今まで見たことのある他のGKよりも多くの試合で勝利していた」と絶賛。ユナイテッドのゴールマウスを8年間守り抜き、その間にリーグ5回、FAカップ3回、UEFAチャンピオンズリーグとリーグカップを1回ずつ優勝するなど多くのタイトルを獲得し、プレミア史上最高のGKにふさわしい栄光のキャリアを過ごした。
英サッカー専門誌「フォー・フォー・トゥー」が選定する「プレミア史上最高GKランキング」は以下のとおり。
1位 ピーター・シュマイケル(元デンマーク代表/マンチェスター・Uなど)
2位 ペトル・ツェフ(元チェコ代表/アーセナルなど)
3位 デビッド・シーマン(元イングランド代表/アーセナルなど)
4位 ダビド・デ・ヘア(スペイン代表/マンチェスター・U)
5位 エドウィン・ファン・デル・サール(元オランダ代表/マンチェスター・Uなど)
6位 シェイ・ギブン(元アイルランド代表/ニューカッスルなど)
7位 ブラッド・フリーデル(元アメリカ代表/ブラックバーンなど)
8位 デイビッド・ジェームス(元イングランド代表/ポーツマスなど)
9位 ジョー・ハート(イングランド代表/マンチェスター・シティなど)
10位 ネヴィル・サウスオール(元ウェールズ代表/エバートンなど)(Football ZONE web編集部)
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