多摩美術大学に通う大学4年生、よしだ(ペンネーム)さんが制作した“傘の持ち方がダメな人”を描いたイラストが、SNS上で話題となっています。左手で傘を横にして持つ男性。その後ろに別の男性がおり、何やら傘に念力を送っているようで…という内容で、「この持ち方でブンブン腕を振る人がいて危なかった」「駅に貼ってほしい」「先は下に向けましょう」などの声が上がっています。

雨の日に駅でよく見る傘の持ち方

 よしださんはこれまでにも、「オクラ」と「お蔵入り」を掛けた、オクラのデザインの「ごみ箱」などをSNS上で発表し、話題となってきました。今回のイラストは、9月29日に投稿したもので、「リツイート」1万2000件、「いいね」5万1000件を超えています。

 よしださんに話を聞きました。

Q.なぜこのテーマをイラストにされたのですか。

よしださん「雨の日、駅などで危険な傘の持ち方をしている人をよく見かけるので、これをどうにかしたいなと考えました」

Q.このような傘の持ち方をしている人と、実際に遭遇した経験はありますか。

よしださん「よく遭遇します。何度かぶつかったこともあります」

Q.ユリ・ゲラーさんを登場させた理由は何でしょうか。

よしださん「この持ち方が危険なのは、傘の先端が後ろの人に当たってしまうところです。そこで、先端を無効化すればいい、そのためには、傘を曲げればいいのではないかと考えました。

『曲げる』といえば、ユリ・ゲラーさんのスプーン曲げ。そこで、彼に傘を曲げてもらうことを思いつきました」

Q.イラストについて、どのような意見が寄せられていますか。

よしださん「皆さん、この持ち方のせいで危ない思いをされている方が多いのか、『私もこの力が欲しい』『本当に存在してほしい』などの声を頂きました」

報道チーム

“傘の持ち方がダメな人”を描いたイラストのカット=よしだ(@five1996)さん提供