愛知・岐阜・三重の絶品麺を紹介する、東海ラーメン本の決定版「ラーメンWalker東海2019」。同誌で毎年行っている、本当に旨いラーメン店を決めるランキング企画「ラーメンWalkerグランプリ」では、ラーメンの達人である百麺人や、読者やWebユーザーらの投票で店を選出している。今回は、2018年・三重県の総合部門と新店部門の結果を発表!三重県内にあるラーメン店から、見事ランクインした実力店を紹介する。

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■ 祝2冠!総合部門・新店部門1位「麺屋 そにどり」(四日市堀木)

見事総合部門と新店部門のダブル受賞を果たした「麺屋 そにどり」。東京と大阪の有名店で修業した店主が2017年11月、地元である三重県でオープンさせた。化学調味料不使用&食材の旨味を存分に引き出したラーメンで、早くも三重の人気店の一つに仲間入りした。そんな注目店で好評を博すスープは、修業先で培った技をもとに作る技巧派。煮干しの深い味わいの中にわずかに感じる苦味など、バランスの妙が心地よい。素材や調味料を三重産にするなど、地産地消にこだわる姿勢もすてきだ。

「全部入り醤油らーめん」は、自家製のエビワンタンをはじめ、チャーシュー、味玉など全部の具材を一度に味わえる贅沢な一品。三重県産の錦爽(きんそう)どりを使い、煮干しを効かせたスープに味わい深い醤油ダレを合わせる。喉越しのいい自家製麺との相性も抜群だ!

[店舗DATA]住所:三重県四日市市堀木2-10-20/電話:059-336-6347/営業時間:11:00~15:00、18:00~22:00(LO21:30)/休み:火曜、月曜の夜

■ 総合部門2位「中華そば らんまん」(四日市日永西)

総合部門2位に輝いた「中華そば らんまん」は、大量の素材から丁寧に抽出したスープの味わいにこだわる人気店だ。動物系と和風ダシのダブルスープだが、和風ダシだけでも魚介類の凝縮された旨味を感じられ、滋味深い。無添加、無化調ながら、存在感のある中華そばは唯一無二と評判だ。独学でラーメンを研究し、今なお試行錯誤を繰り返してマイナーチェンジ。ここ1年は動物系の割合を少し増やしたので、コクがアップしている。

店主が一番お気に入りのメニューだという「味玉そば(醤油)」。柔らかなバラチャーシュー、風味豊かな三重県産の海苔、食べやすさを考えてカットしたメンマなど、トッピング一つ一つにこだわりが光る。

[店舗DATA]住所:三重県四日市市日永西2-19-3/電話:059-348-3990/営業時間:10:40~14:00ごろ、土曜・日曜・祝日10:30~14:15ごろ/休み:水曜、第3火曜

■ 新店部門2位「おいらのらーめん ピノキオ」(松阪市垣鼻町)

あこがれだった京都の有名店に弟子入りし、2017年8月に独立した店主が営む「おいらのらーめん ピノキオ」が新店部門2位にランクイン!修業先の味を受け継ぎ、濃厚な豚骨スープをベースにしたラーメンを作っている。華奢な店主が10時間休みなしで3分ごとに撹拌するスープが味のキモ。「周年イベントができなかったので、限定メニューに大好きなカレーを取り入れてみたい」と話すように、新たな展開にも注目したい。

「とろとろ正油 ちゃーしゅーめん」は、注文を受けてから小鍋にタレとスープ、魚粉を入れて沸騰するまで炊き、ブレンダーで撹拌して仕上げる泡系の豚骨ラーメン。丼の縁を埋め尽くすチャーシューの花は圧巻だ!

[店舗DATA]住所:三重県松阪市垣鼻町1085/電話:なし/営業時間:11:00~14:00/休み:水曜、第1・3木曜(東海ウォーカー・東海ウォーカー編集部)

「全部入り醤油らーめん 」(1100円)/「麺屋 そにどり」