リーグ126分での7ゴール到達はブンデスリーガ史上初の快挙

 今季ドルトムントに期限付き移籍で加入したスペイン代表FWパコ・アルカセルは、ブンデスリーガ4試合で7ゴールを荒稼ぎしている。瞬く間にチームの中心人物となった絶好調のアタッカーは、自分にとって一番重要なチームメイトについて語った。ドイツ誌「シュポルト・ビルト」が伝えている。

 今夏バルセロナからやって来たアルカセルは、出場したブンデスリーガ4試合はスタメン1回、途中出場3回で、90分フル出場はまだいない。総出場時間わずか126分でリーグ得点ランキングトップタイの7ゴールを挙げているが、この驚異的な効率での到達はアルカセルがブンデスリーガ史上初めてだという。

 早くもドルトムントの新たな“ゴールマシン”となった男は、新天地を居心地良く感じているようだ。「1年後もここに残る状況がイメージできる」と完全移籍を望むようなコメントを残しているが、そんな気持ちにさせたメンバーが主将のドイツ代表FWマルコ・ロイスだという。

 アルカセルはドルトムントのクラブ公式チャンネル「BVB-TV」に対し、「僕がここに来た時から、マルコ・ロイスはチームに溶け込めるようとても助けてくれた。ピッチ上でも、試合中でもね」と言及。「これだけ早くチームに馴染めたのは彼のおかげだよ。彼はワールドクラスの選手。本当に心から感謝しているんだ」と、ロイスの心遣いや配慮に謝意を示した。

主将ロイスとの連係に手ごたえ「マルコとのプレーはとても簡単なんだ」

 現在公式戦5連勝中のドルトムントは、アルカセルとロイスが長年ともにプレーしているかのようなコンビネーションを披露。3日のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第2節のモナコ戦(3-0)、20日のブンデスリーガ第8節シュツットガルト戦(4-0)で、アルカセルはロイスのアシストからゴールを決めている。

マルコとのプレーはとても簡単なんだ。彼は攻撃面でのクオリティーも得点力もある。でも、なんと言っても彼のチームを支える力があるからだね」

 今をときめくアルカセルは、ピッチ内外で自分を支えてくれる主将の存在を大きく感じている様子だった。(Football ZONE web編集部)

リーグトップタイの7ゴールを挙げているドルトムントFWパコ・アルカセル【写真:Getty Images】