レアルからユベントスに移籍した身として古巣言及は回避「適切な時期ではない」

 ユベントスは現地時間23日、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージの大一番、敵地でのマンチェスター・ユナイテッド戦を迎える。古巣との対決となるポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドは前日会見に出席。不調のレアル・マドリードについても言及し、元同僚のスペイン代表MFイスコの発言に同意しながらも「レアル・マドリードについて話すのは僕じゃない」と返答した。スペイン紙「マルカ」が報じている。

 事の発端となったのは、レアルイスコが23日のCLグループステージ第3節プルゼニ戦の前日会見で発した言葉だった。公式戦5試合勝利なし(1分4敗)という泥沼に陥り、フレン・ロペテギ監督の解任説が浮上しているなか、イスコは選手たちにも責任はあると主張。さらに「過去のことについて涙を流す必要はない。レアルはここにいたくない誰かのために涙を流すことはできない」とC・ロナウドを暗に揶揄するような発言をしていた。

 これについて問われたC・ロナウドは「いいね、いいね。泣くことはできないよ」と同調。一方で、この質問をレアルからユベントスへと移籍したばかりの自分に聞くべきではないという考えを明かした。

レアルについて尋ねるのは本当に適切な時期ではない。レアルについて話すのは僕じゃないんだ。(イスコの発言に関しては)僕はそれでいいと思っているよ」

 レアルC・ロナウドの退団で得点力低下が大きな課題となっている。もういない元エースのことは忘れて、今在籍している選手たちで新たなステップを踏めるだろうか。(Football ZONE web編集部)

(左から)MFイスコ、FWクリスティアーノ・ロナウド【写真:Getty Images】