▽ハンブルガーSV(HSV)は23日、クリスティアン・ティッツ監督(47)の解任を発表した。また、後任には昨季途中までシュツットガルトを率いていたハネス・ヴォルフ氏(37)が就任することが併せて伝えられている。

▽昨季終盤にユースチームから昇格する形でHSVのトップチームを率いることになったティッツ監督は、チームのブンデスリーガ初の降格を食い止めることはできなかったものの、1年でのブンデス復帰を託されて今季も続投した。

▽今季ここまでは5勝2敗3分けの5位と十分に昇格を狙える位置にいたものの、ホームゲーム6試合のうちで4戦無得点など直近の戦績が芳しくないことを受けて、クラブ上層部は同監督の更迭に踏み切った。

▽今回の電撃解任に関してHSVのラルフ・ベッカーSD(スポーツ・ディレクター)は、「我々には競技面における状況の分析を行う責務があり、そして残念ながら目指していた改善は見られず、このままではシーズンの目標達成も危ぶまれるとの判断を下した」と、ティッツ監督の解任理由を説明している。

▽HSVの新指揮官に就任するヴォルフ氏はドルトムントの下部組織での指導を経て2016年からシュツットガルト指揮官に就任。同シーズンに1部昇格に導く見事な手腕を発揮したものの、昨季は序盤から低迷を強いられてシーズン半ばに解任されていた。

▽なお、ヴォルフ氏はシュツットガルト時代に日本代表FW浅野拓磨を指導しており、DF酒井高徳やFW伊藤達哉の2人の日本人選手にとっても親和性の高い指揮官だ。

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