10月24日(水)~29日(月)、阪急うめだ本店の9階祝祭広場にて、恒例の『第4回 時をかける「あん」』が開催されます。今年、登場する中でびっくりなのが、何といっても、イカの形をした羊羹です。上の写真をご覧あれ。リアルなイカそのものですよね!

 この「いかようかん」は1997年北海道の『はこだて柳屋』の菓子職人が本店の改築記念にディスプレイ用に作ったもの。それを商品化したそうです。コーヒー風味のようかんはイカの足などを丁寧に再現しています。

 さて、今年の“あんの祭典”では、このほかにも“温故知新”をテーマに、100年以上続く和菓子の老舗の伝統の味から新しいアイデアを取り入れ進化した“あんスイーツ”、SNS映えする“あん菓子”などがズラリと勢ぞろい。また、「どら焼」「あんパン」「羊羹」など、全国の人気店も出店します。さらに「食べて学べるあんセミナー」(要事前予約)もあります。

 登場するあんスイーツを少しご紹介しますので、ぜひ「あん」づくしの6日間に足を運んでみてください。

復刻!黒糖味の「赤福餅」が期間限定で登場

三重「赤福」復刻版赤福盆(2個入り、お茶付き)210円 ※復刻版はイートインのみ。三重「赤福」赤福餅(2個入り)240円、(8個入り)760円、(12個入り)1,100円
三重「赤福」復刻版赤福盆(2個入り、お茶付き)210円 ※復刻版イートインのみ。三重「赤福」赤福餅(2個入り)240円、(8個入り)760円、(12個入り)1,100円

「赤福」といえば、お餅の上にこしあんをのせた餅菓子。伊勢名物として有名ですね。誕生は、今から300年前の1707(宝永4)年。今回は、そんな創業当時の「赤福」を再現。江戸時代後期から昭和初期にかけて作られていた、黒砂糖を使った赤福餅が登場します。2017年に伊勢で開催された「全国菓子大博覧会」のために期間限定で復刻された幻の味。それがイートインで味わえます。また、テイクアウト用にはいつもの赤福が購入できます。

切り方により表情を変える富士山

山梨『金多留満』の「富士の錦」(1棹)2,231円
山梨『金多留満』の「富士の錦」(1棹)2,231円

 山梨県富士河口湖にある『金多留満(きんだるま)』は、羊羹や最中を中心とした和菓子店。羊羹の「富士の錦」は、1本の羊羹の中で春夏秋冬富士山を表現しており、錦玉を使った透明感あふれ、見た目にも美しい人気商品です。上の画像のように並べて写真を撮れば、インスタ映え間違いなしです!

洋のテイストで多彩に進化したあんスイーツ

東京『ぎんざ空也 空いろ』の「濃厚あんソフト」(1個)540円
東京『ぎんざ空也 空いろ』の「濃厚あんソフト」(1個)540円

 銀座の最中で有名な老舗『空也』の菓子ブランド『ぎんざ空也 空いろ』は、様々な“あん菓子”を取り揃える専門店。今回注目するのは、こだわりのあんを使ったソフトクリーム「濃厚あんソフト」です。滑らかなソフトクリームに優しい味のあんが練り込まれた逸品。受け皿の皮も最中生地で軽やかに仕上げています。

あん×マスカルポーネチーズの意外な組み合わせ!

京都『京都祇園あのん』の「あんぽーね」(5個入り)1,620円
京都『京都祇園あのん』の「あんぽーね」(5個入り)1,620円

 京都祇園切通し「あのん」から、超人気商品「あんぽーね」が登場します。マスカルポーネとこだわりのあんのそれぞれを瓶詰めにしてあり、セットの最中の中にお好みの量を入れていただきます。オンラインショップでは、数週間待ちの人気商品。絶対ゲットしたいところです。

・・・・・・・

 また、今回の“あんの祭典”では、初企画として、ワインセラーのように自分好みのあんを選んで楽しむ“あんセラー”が登場します。あんの味わいの目安となる「あんチャート」もご用意しており、お好みに合わせてあんを選ぶことができます。14種類揃う「変わり種あん」は、「打気赤皮甘栗かぼちゃ」「加賀棒茶」「五郎島金時」など、珍しい素材がたくさん。“あん”は小豆だけじゃない!というおもしろ企画なので、ぜひ体験してみてください。

●DATA

第4回 時をかける「あん」

開催期間:2018年10月24日(水)~29日(月)
会場:阪急うめだ本店 9階 祝祭広場

北海道『はこだて柳屋』の「いかようかん」1個1,188円 | 食楽web