CLユナイテッドで古巣凱旋を果たしたユベントスFWロナウド、ディバラの決勝弾演出

 ユベントスポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドは現地時間23日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第3節のマンチェスター・ユナイテッド戦に先発フル出場し、1-0の勝利に貢献した。この一戦でピッチに乱入してきた古巣ファンに神対応を見せ、英紙「デイリー・スター」は「ロナウドがユナイテッド帰還でファンに見事な対応」と特集している。

 ロナウドは2003年にユナイテッドへと加入。すぐさまエースとしての立場を確立すると、在籍した6 年間でプレミアリーグを3度経験し、リーグ年間MVPも2度輝いた。08年にはバロンドールも受賞し、その翌年にレアル・マドリードへと移籍した。

 今夏からユベントスへと加入したロナウドは、CLの舞台で古巣ユナイテッドの本拠地オールド・トラフォードへの帰還が実現した。得点こそ奪えなかったものの、前半17分に生まれたアルゼンチン代表FWパウロ・ディバラの決勝点を演出し、同38分には直接FKでユナイテッドを脅かすなど、随所で存在感を発揮していた。

 記事でもロナウドの凱旋にスポットライトを当てており、試合後にスタジアムではユベントスファンだけではなく、ユナイテッドファンからも「ビバ・クリスティアーノ」とチャントが合唱され、ロナウドはそれを耳にすると、胸に手を添え拍手を送るジェスチャーを古巣のファンへと示していたと伝えている。

取り押さえられた侵入者へ歩み寄ったロナウド、相手から携帯を受け取ってサービス

 一方、その際に一人のユナイテッドファンがピッチへと乱入。ロナウドへと迫ったが警備員にタックルで制御され、取り押さえつけられた。しかし、ここでロナウドがスター性を発揮する。

 ロナウドの方から歩み寄ると、「いいよ、大丈夫、大丈夫」と警備員に声を掛け、侵入者から携帯を受け取り、自撮りでの2ショット写真をサービス。笑顔で携帯を渡し、颯爽とその場を去ったという。

 本来は身の安全のため侵入者への接近はなるべく避けるべき状況だったが、古巣ユナイテッドファンからの手厚い歓迎に、ロナウドは少しでも応えたかったのかもしれない。(Football ZONE web編集部)

ユベントスのFWクリスティアーノ・ロナウド【写真:Getty Images】