元NHKの有働由美子アナをMCに迎え、10月に大幅リニューアルを決行した日本テレビ系news zero」が苦境に立たされている。

“有働体制”となった初回こそ視聴率10.0%(ビデオリサーチ調べ・関東、以下同)をマークしたものの、まもなく急落。10月12日には4.6%に落ち込む事態に陥っているのだ。

 年間4億円ともいわれる大型契約で有働アナを同番組に起用し、高視聴率の維持が目されていただけに、現在、同局内では“テコ入れ策”が議論されている。

「やはり番組の『バラエティ化』による“空回り”をマイナス要素として捉える意見が多いですね」と明かすのは同局関係者だ。続けてもらおう。

「番組としては、有働さんの魅力を活かすためにフリートークの時間を増やしたんですが、まだ彼女もぎこちなく完全に逆効果の状態。それでもこの方針を変える予定はなく、どれだけ早く有働さんが“民放ノリ”に慣れてくれるかに賭けています」

 視聴率の低下を受け、彼女が番組にフィットするための計画が始動しているという。

「すぐ実現しそうなのは、彼女に『日テレの様々なバラエティ番組で民放ノリをつかんでもらう』という“バラエティタレント化”計画。ほかにも彼女のMCで情報バラエティ特番を作るなど早く『日テレの有働さん』になってもらえるような企画が進んでいますよ」(前出・局関係者)

 目下のところは、“有働頼み”で突き進むようだ。

(白川健一)

アサ芸プラス