▽27日に埼玉スタジアム2002で行われた2018YBCヴァンカップ決勝の湘南ベルマーレvs横浜F・マリノスは、1-0で湘南が勝利し、ルヴァンカップ初優勝を成し遂げた。

▽同大会初優勝を目指す湘南と17年ぶり2度目の優勝を目指す横浜FMによるタイトルマッチ柏レイソルとの延長PKにまでもつれこむ激戦の末、クラブ史上初の決勝進出を果たした湘南は、10月20日に行われた明治安田生命J1リーグ第30節の北海道コンサドーレ戦(2-2)から先発メンバーを1名のみ変更。松田に代えて秋野を起用した。また、鹿島アントラーズとのYBCヴァンカップ準決勝第2戦で負傷した菊地はベンチスタートとなった。

▽一方、鹿島アントラーズとの準決勝を2戦合計スコア4-3で競り勝ち、17年ぶりの決勝進出を決めた横浜FMも、20日のJ1第30節ガンバ大阪戦(1-2)から先発メンバーを1名のみ変更。G大阪戦で太ももを痛めたニューヒーロー賞受賞者の遠藤が、この一戦に間に合わず。ユン・イルロクが先発に名を連ねた。

▽湘南のプレッシングサッカーか、横浜FMのアタッキングサッカーか。神奈川勢同士の対決となった決勝戦は、44242人が見つめる中、1994以来のメジャータイトル獲得を目指す湘南がいきなりゴールへと迫る。開始直後、左サイドの杉岡がアーリークロスから岡本がボレー。5分には仕掛けた山根から落としを受けた秋野がミドルシュートを放つが、どちらも枠を捉えることができない。

▽初の決勝進出ながら積極的な入りを見せる湘南に対して、横浜FMは安易なボールロストを繰り返し、後ろから組み立てることができない。

▽立ち上がり後も自らのスタイルを前面に堂々とした戦いを見せる湘南だが、フィニッシュにつなげるプレーへの精度を欠いてしまう。21分には右サイド敵陣深い位置でボールを持った秋野がボックス右へパス。これを受けた石川が相手DFとGK飯倉の間に鋭いクロスを送るも、山﨑には合わない。

▽その後は、横浜FMも敵陣両サイドを使って、打開を試みる。それでもチャンスを作るのは湘南。29分、最終ラインの山根が縦パスを送る。ポストに入った山﨑が最終ラインの裏へフリックし、梅崎が抜け出した。しかし、ボックス手前中央やや左から打ったシュートは、ゴールの上へと外れてしまう。

▽バイタルエリアを攻略し始めた湘南。34分、右サイドを抜け出した岡本がゴール前左に絶妙なクロス。飛び込んだ山﨑がダイビングヘッドで合わせたが、枠を捉えきれない。

▽それでも湘南は36分、一瞬の隙から先制点を奪う。右サイドでの細かいパス回しが相手にひっかかると、ボールは敵陣中央へ。これを収めた杉岡が前を向くと、左足を一閃。強烈なシュートはGK飯倉の手を弾き、ゴール右へと突き刺さった。

▽大きな先制点を奪った湘南。45分には、山根が敵陣中央右からセカンドボールダイレクトでボックス右へ。これを受けた石川がループシュートを放つが、これはゴールを上へと外れた。

▽試合を折り返すと、ここまで持ち味を発揮できずにいた1点ビハインドの横浜FMが反撃に出る。後半開始1分、左サイドからのクロスにウーゴ・ヴィエイラが反応するもこれは合わず。こぼれ球を拾った仲川が仕掛け、相手DFに倒されたかのように見えたが、笛はならない。

▽その後両者の球際が激しくなる中、横浜FMは52分、天野の右CKをニアサイドに走り込んだ大津が潰れ、中央のウーゴ・ヴィエイラシュート。しかし、わずかにゴールの上へと外れてしまう。

▽前半とは一転して敵陣への侵攻回数が増加した横浜FMだが、湘南も簡単に主導権を渡さない。58分、左サイドの杉岡のクロスをファーサイドで岡本が収めてシュートを放つも、ゴール左外へ。一方の横浜FMは59分に大津がミドルシュート。しかし、これはGK秋元に対処された。

▽同点ゴールが欲しい横浜FMは69分、ユン・イルロクに変えてイッペイ・シノヅカを投入。すると71分、そのイッペイ・シノヅカの左サイドでの仕掛けから、中央へのクロス
最後はウーゴ・ヴィエイラが合わせるも、枠を捉えることができない。

▽攻勢を強めるも、ゴールネットを揺らすことができない横浜FM。84分、敵陣中央やや左でFKを獲得し、山中が長い助走から左足を思い切りよく振り抜くが、わずかにゴール右へと逸れた。

▽その後も横浜FMは猛攻を仕掛けて、諦めずにゴールを狙い続ける。しかし、初優勝を目の前に湘南が執念のディフェンス。後半は押し込まれた湘南だったが、最後までゴールを許さず、歓喜の時。杉岡のゴールを死守した湘南が1-0で勝利し、悲願の初優勝を果たした。

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