湘南ベルマーレは27日、埼玉スタジアム2002で行われた2018JリーグYBCルヴァンカップ決勝で横浜F・マリノスに1-0で勝利。大会初優勝を飾った湘南が1994年天皇杯を制した以来のメジャータイトルを獲得した。

▽試合後、右サイドから幾度となくチャンスを作ったDF岡本拓也がミックスゾーンでの取材に応対。2016年に経験したJ2降格を思い出すと、涙を流し、「リベンジしたいと思っていた」と語った。

◆DF岡本拓也(湘南ベルマーレ)

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──ルヴァンカップ優勝について
「感無量です」

──曺貴裁監督は会見で「絶対優勝する」と試合前に感じていたことを明かしたが
「曺の言葉がスッと入ってきましたし、優勝するんだろうなという雰囲気はありました」

──チームは最初の1分間で2本もシュートを打ったが
「立ち上がりから積極的にいくのがうちのスタイルです。前半が全てだと思います」

──若い選手も多い中、緊張があまり見られなかったが
「緊張はしました。ただ、埼玉スタジアム2002での試合でしたし、慣れ親しんだ場所なので、このピッチプレーできることに感謝しながらやっていました」

──リーグ戦では2試合連続アディショナルタイムに失点することもあったが、今日の試合の後半ではその成長を見せることができたのでは
「そうですね。後ろの選手が踏ん張ってくれて、体を張ってくれてました。クロスは多少上げさせても良いくらい後ろは堅かったです。こちらもすごくやりやすかったです」

──エレベータークラブと呼ばれながらのタイトル獲得だが
「そうですね。ただこの後の戦いがすごく大事です。中2日で2試合があります。すぐに切り替えてやりたいと思います」

──幾度もJ1クラブ壁を感じながら、今回J1昇格初年度でタイトル獲得
「2016年に悔しい思いをして、やはり降格させてしまった責任をすごく感じました。J1に上げて、リベンジしたいなと思っていました。まだリーグ戦はありますけど、このチームでタイトルを獲れて良かったなと思います」

──やればできるということを示せたのではないか
「そうですね。お金があるクラブが全てではないですし、本当にベルマーレの良さが存分に出た試合だったと思います」

──ご自身の古巣である浦和レッズの本拠地でタイトルを獲得したが
「このスタジアムはいつも自分の力以上のものを引き出してくれます。今日も立ち上がりからアグレッシブに行けたのも、このスタジアムのおかげかなと思います。この埼玉スタジアムで決勝戦をプレーできて本当に良かったです」

──選手から前半から飛ばしていくぞという感じだったか
「自然に出た感じだったと思います」

──気負いはなかったか
「多少はあったと思いますけど、立ち上がりですごくチャンスを作れたのが大きかったのかなと思います」
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