Twitterアイコン著作権をめぐり裁判所が新たな判断を示し、注目を集めている。

 自身が撮影した写真を無断でTwitterアイコンに使われていたとして、プロ写真家が投稿者情報の開示を求めていた裁判で、東京地方裁判所は10月16日Twitter社に対してツイート投稿者の発信者情報を開示するよう仮処分を下したのだ。

 注目されているのは、東京地裁の判断の根拠。東京地裁では、「無断使用した画像をTwitterアイコンに設定している場合、ツイートを投稿するたびに画像が丸くトリミングされることになり、これは同一性保持権の侵害にあたる」としたのである。

 Twitterを使用している人ならばわかると思うが、Twitterアイコン写真は丸くトリミングされるように設定されている。これが、著作者の意に反する改変を禁止する同一性保持権を侵害するものとする判断が優先されたのである。これは、無断で画像を使用したアイコンツイートを繰り返した場合には、さらに権利侵害も繰り返されるというもの。

 Twitter著作権をめぐっては、4月にも無断転載された画像をリツイートした場合にも同一性保持権の侵害となるとの判断が下されているが、さらに踏み込んだ判断がなされた形だ。

 日々、Twitterを利用していれば一目瞭然だが、アイコンに他人の著作物を用いている事例はかなり多い。写真や風景はもちろんのこと、アニメマンガキャラクターも当たり前に存在する。

 もちろん、アニメマンガキャラクターを用いて、作品への愛を語ったりしているのであれば権利者もお目こぼしはするだろう。けれども他人のキャラクターアイコンに使いながら、他人を厳しく罵ったり、政治的な主張を始めるアカウントというのは多いもの。

 今回の判断によって、多くの権利者たちがそうした意にそぐわないアカウントの一掃へと動き出すことは、容易に想像ができる。

 実際、アニメアイコンでひたすら嘲笑や罵倒を繰り返しているアカウントを見ていると、次第にその作品自体に対してヘイト値がたまるもの。そうした人が一掃されて、平和なネット空間が訪れることを願ってやまない。
(文=是枝了以)

日本語版Twitter公式アカウント(@TwitterJP)より