今年7月に薬物過剰摂取で意識不明となり、ロサンゼルス市内の病院に救急搬送された米出身人気シンガーのデミ・ロヴァート(26)。その後は依存症治療で世界的に有名なリハビリ施設に入所したとされるデミだが、このほど母親のダイアナさんがトーク番組に出演し「娘はクリーンな状態を90日間キープしている」とこれまでの経過を報告した。

デミ・ロヴァートが薬物過剰摂取により自宅からロサンゼルス市内の「シーダーズ・サイナイ・メディカル・センター」へと救急搬送されてから、3か月が経過したが、このほどデミの母ダイアナ・デ・ラ・ガーザさんがトーク番組『Conversations with Maria Menounos』に出演し、娘の近況を語った。

「娘はクリーンな状態を90日間保っています。依存症は病気であり、克服には相当の努力が必要です。そこには近道なんてものはありません。ですから今、娘がこうして元気でいられることには感謝と誇りしかありません。」

今年3月には「ドラッグやアルコールを断って6年が経過した」とファンに嬉しそうに明かしていたデミだが、その3か月後の6月にリリースされた新曲『Sober』では、

「ママ、ごめんね 私はもうクリーンじゃないの ダディ、床にこぼれたお酒を許して」

「私のもとから離れていったファンのみんな、ごめんね 私はまた堕ちてしまった みんなのロールモデルになりたい でも実際の私は所詮ちっぽけな人間でしかない」

と歌い、再び薬物に手を染めていた事実を公表していた。

ダイアナさんも「娘がクリーンな状態ではないことに薄々気付いていました…一体何をしていたのか、“ちゃんと把握していなかった”と言った方が明確かもしれません。娘は26歳の大人の女性です。一緒に住んでいたわけではありませんが、デミが完全にドラッグを断ち切れていなかったのです」と当時の状態を明かしている。

今月初めには、デミの9歳年下の異父妹で『デスパレートな妻たち』にてエヴァ・ロンゴリア(43)扮するガブリエル・ソリスの長女ホワニータを演じて人気を集めたマディソン・デ・ラ・ガーザ(16)が、デミの経過をポッドキャスト『Millennial Hollywood with Dakota T. Jones』でこのように報告していた。

「デミはとても元気にしてるわ。」

「クリーンな状態を保つために、デミはものすごい努力を重ねているの。私たちはそんな彼女をすごく誇りに思う。家族にとっても壮絶な出来事だったけれど、辛い時はいつも一緒に乗り越えてきたもの。」

デミ自身は救急搬送後から間もない8月5日にInstagramを更新、心境をこう吐露している。

「この病気は、突然治ったり症状が軽くなるものではないわ。克服に向けて一日一日向き合っていかなければならないの。私はまだその途中段階ね。」

「皆さんから届けられた愛情とサポートは一生忘れないわ。」

デミの施設入所のニュースはハリウッドにも大きな衝撃を与えた。歌手アリアナ・グランデや人気TV司会者でコメディアンエレン・デジェネレスらは励ましのツイートを、ジャスティン・ビーバーは『TMZ』の取材に対し「デミと家族のために祈っている」とエールを送っていた。

8月5日を最後に、デミのInstagramは更新されていない。しかし「“試練を乗り越え、長いトンネルをくぐり抜けることができた”と皆さんに伝えられる日を心待ちにしています。デミより」と締めくくられたこの投稿には、現在650万件を超える「いいね!」が集まっている。ステージへの復帰を望むファンの祈りとサポートが、デミのもとへ届いていることを願うばかりだ。

画像は『Demi Lovato 2018年6月1日付Instagram「Long hair, she don’t care..」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma

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